渋谷シネマライズにて昨日から公開された映画『秒速5センチメートル』を観てきました。連作の第1話「桜花抄」、第2話「コスモナウト」、第3話「秒速5センチメートル」計3作あわせて60分の短編アニメーション作品。『ほしのこえ』の自主制作で有名になった新海誠監督。 ―――――――――― 予告編を映画館で観た。その美しい風景描写と「あの人との約束の当日は・・・」というセリフに必ず観に行くだろうと思った。しかし限定ネット配信もされたという第1話「桜花抄」、第2話「コスモナウト」は、そのどうしても安易に想像してしまう結末のイメージのため、ある意味期待通りの風景やセリフが流れるものの僕にはあまり響いてこなかった。 しかし第3話「秒速5センチメートル」。序盤の雪の降り積もった駅のホームでのある親子の会話のセリフで、僕は突如すべてがわかった(そのあとずっと見ていればわかることだけど)。そして第1話を起点として