何か引っかかると思っていた『未来のミライ』。ちょっと思いついたので書いておこうと思う。 以下、ネタバレ注意で。 中学生ミライちゃんが未来からやって来る理由。 それは、お父さんが片付け忘れたお雛様をさっさと片付けるため。 そうしないと言い伝えのように自分のお嫁入りが遅れるから。 迷信だとか、そういうことはこの際関係ない。 ミライちゃんを、恋に恋して、好きな人のお嫁さんになることを夢見るお年頃に設定しているのが用意周到なところだけれど、それでは済まないと思うのだ。今現在の映画として。 女の子が婚期を逃さずにお嫁にいくことが大事なのだもの、この映画では。 でも、違うと思うの。 今(映画内現実)よりももっと未来からやって来たミライちゃんは、自分が素早くお嫁にいくためにお雛様を片付けるのでなく、娘がお嫁にいけるようにお雛様を片付けようとする両親に、「みんな、古いなあ。アタシの人生、勝手に決めないでよ