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ブックマーク / nuc.hatenadiary.org (7)

  • 小保方論文の本当の憂鬱 - 白のカピバラの逆極限 S.144-3

    小保方晴子さんが iPS 細胞を超える STAP 細胞という大発見をしたとして、2014年1月にマスメディアの寵児となった。しかし、翌月には、論文に怪しい箇所があると雲行きが怪しくなり、そろそろ論文撤回*1が決まりそうだ。 その論文の疑惑については、小保方晴子のSTAP細胞論文の疑惑 というページが詳しい。ただ、図や文章がコピーというようなところは誰でも分かるように書かれているが、致命的な箇所は専門家と思しき人の掲示板への書き込み*2の引用しかない。だから、誰にでも分かるように解説してみたい。 まず、生物は細胞からできている。細胞の材料はかなりがタンパク質だ。タンパク質の設計図が、遺伝子。人間の遺伝子は3万くらいしかない。 一つの遺伝子から作られるタンパク質はだいたい一つに決まっているのだけれども、大きな例外が免疫システム。免疫システムでは、外来からのいろいろ侵入物を認識するために、いろん

    小保方論文の本当の憂鬱 - 白のカピバラの逆極限 S.144-3
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    REV 2014/03/16
    全然知らないけど、「ケータイのモックアップを弄っていたら使えるようになった!」は有り得ないけど、「体験版ソフトをチョイチョイしたら、製品版に!」は偶にある気が。まあ、細胞はモックでもソフトでもないが
  • なぜ「大してうれしくない」か - 白のカピバラの逆極限 S.144-3

    今年、南部先生、小林先生、益川先生がノーベル賞に輝かれた。 そのニュースを実験室で知り「おお、このメンバーなら誰も文句がつけられない。つけられるとしたら遅かったことくらいだ。」と思った。ただ、組み合わせが少し妙なので「何で?」と思い、確認すると「自発的対称性の破れ」とある。なるほど〜。 しかし、これは難しい。特に南部先生の業績は説明できる気がしない、というかそれ以前に説明できるほどきちんと分かっている自信がない*1、笑。実際にテレビ局から電話がかかってきた。私はにやりと笑ってこういった。「おう、おまえか。言いたいことは分かる。だが、これは相当難しいぜ。」ざっと説明するが頭を抱える彼。「明日の朝までに、また聞きなおすよ。」 集まり NHK のニュースをみる。いかにも分かってそうな顔で「自発破れ」といっているのがちょっと面白かった。 そして、問題の益川先生の発言である。 「いや、大してうれしく

    なぜ「大してうれしくない」か - 白のカピバラの逆極限 S.144-3
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    REV 2008/10/08
  • 劣化ウラン弾 - 白のカピバラの逆極限 S.144-3

    元の文章を示さずに書いているので妙なことになっていますが、とある人が劣化ウラン弾の被害に関する大学の講義について書いていた文章への感想です。 劣化ウラン弾問題も実は有名だったりするけれども、これはこれに限らない一つの問題を浮き彫りにしていると思う。 一部の小規模な団体は十分な証拠がなくても抗議運動をして、たしかに NGO とかが被害調査をきちんとできるはずもないから、完璧な証拠を要求するのは酷だし、それだと国とか大企業とかの隠蔽に有利すぎる、っていうのは確かに一理あるんだけれども、こういう団体って都合の悪い証拠を全部隠蔽の結果として無視するんだよね。 結局被害が出た後じゃまずい、っていうのは一理あるのだけれども、それによってそれに目を当に重要な問題から逸らさせることにもなるんだ。 破壊された直後の戦車に近づくのが確かに危ない可能性はあるけれども、劣化ウラン弾を使うのは戦場だから、それなり

    劣化ウラン弾 - 白のカピバラの逆極限 S.144-3
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    REV 2006/07/09
  • 物理哲学 - 白のカピバラの逆極限 S.144-3

    これは僕の哲学領域だから、別の哲学を持つ物理学者に聞いたら違う返事が返ってくるだろうけども グノーシス グノーシス主義よいですよ。 反宇宙的二元論ですね。高校の頃えらく気に入った。 存在 存在論は量子論に依存すると思うけども、逆ではないだろうという議論。 でも、量子論はナイーブな「存在」という概念を破壊してくれます 物理学は「こうしたらこうなる」という予言をするだけの学問だから存在するものなんていらないの 哲学の存在論は > そもそも最も根源的に存在するものはなにか、さまざまな様態で現実に存在するもの、根的な実体を伴って存在するものとはといった問題に取り組むものである。 > 林檎が樹から落ちるのは「現象」?それとも林檎が樹から落ちたのを見たことが「現象」? どちらも。 だけれども、結局、最後は人の脳に感覚として入るところまでいかないと現象があったと分からないけど、結局、物理学がすることは

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    REV 2006/07/09
  • 動物実験 - 白のカピバラの逆極限 S.144-3

    現代日に生きている以上、ものすごい数の実験動物のおかげで我々は今の生活を享受できているのではないのですか。 アザラシのところでも書きましたが大正時代では一歳までに死ぬ子供は 1/6 ですよ。これが、現在 0.4%未満。 この差はどっからくるんでしょうか。主に栄養と医療でしょう? 現在の人間の技術では、生物の体内のことなどほとんど分かっていなくてシミュレーションできませんから、当然、最後は動物実験ですよ。 たとえば、世界初の全身麻酔手術を行なった華岡青洲は、麻酔薬の開発のために、たくさんの犬を実験で失明させたり殺したりして、最後には自分のも失明させてしまうのです。それだけの犠牲あって完成したのですよ。 僕にはなぜ動物実験にそこまで強く反対できるか分からない。そりゃ、動物といえども無益に殺されているのは許しがたいでしょう。でも、医者にかかったことくらいあるでしょう。歯医者に行けば麻酔を打

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    REV 2006/06/19
  • シュレディンガーの猫 - 白のカピバラの逆極限 S.144-3

    Look, everybody, we're all looking for answer, you know. We all want to understand who we are and where we come from, but... soemtimes we want to know the answers so badly that we... believe just about anything. South Park Episode 912 Trapped In The Closet - Stan ほら、僕達はみんな答えを求めてるでしょ。僕達は一体何で、僕達はどっから来たのか。でも、時には答えを求めるあまり………ほとんど何でも信じてしまうんだ。 VOODOOな理論達:平成の万能大学者・VOODOOな理論達:いいセンいってる南堂久史さん 経由で知った http://h

    シュレディンガーの猫 - 白のカピバラの逆極限 S.144-3
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    REV 2006/06/10
  • 赤という色 - 白のカピバラの逆極限 S.144-3

    赤という色が、当にみんな同じ赤かどうか。 よく分からないけど、クオリアがちょっと関係しているかなと思った。 http://www.qualia-manifesto.com/index.j.html http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A2 でもさ、萬子でも索子でも九蓮宝燈はあがれるし、それに国士無双でも役満という意味ではおんなじ、ってことを思うと、人間の頭の一番下のところでどのような神経が使われているかということやどのようなネットワークになっているかがものすごく違ったとしても、「"同じ"ように赤だと感じている」っていえるんじゃないかなぁ。まったく違う微分方程式でも、でてくる構造というのは似たようなものになることがあるんだって。 ただ、クオリアはちょっぴりあやしいと思っている科学者多いから気をつけよう

    赤という色 - 白のカピバラの逆極限 S.144-3
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    REV 2006/05/21
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