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ブックマーク / rabbit2go.hatenablog.com (9)

  • 最近の開発現場はギャグとしか思えない - rabbit2goのブログ

    知人とコソコソと世間話。最近の開発現場は面白いことが多過ぎるという点で意見が一致してしまう。その一例。 人の入れ替わりが激しくて技術やノウハウが蓄積しない。忙しくなるとスキルよりも経験よりも頭数を揃えることを主目的にやたらと人を集めるものの、プロジェクトが終わると直ぐさま関係を切ってしまうので継続的な蓄積が何も残らない。 コンプライアンスの掛け声の下、関係者以外にも情報が見えてしまうホワイトボードやRedmineによる情報共有はご法度。セキュリティ対策も厳しくなる一方なので、ソフトをダウンロードしてパソコンに入れるだけで、正義感の塊のような監視委員から直ぐさま電話がかかってくる。 行き当たりばったりの対策を取り続けているので、何か問題が有ってもブレーンストーミングで出てきたようなアイデア案ばかりが続く。根原因を探ることをしないし、そもそもそんな追求を行うスキルすら無い。 人月単価に惹かれ

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    REV 2012/10/30
  • 仕事の指示を疑え! - rabbit2goのブログ

    開発現場にいると時々不思議な言い訳に出会うことがある。 「言われた通りに作業しました。だから自分に落ち度はありません」 「そんな指示は受けていないので、やりませんでした」 「そんな処理は仕様書に記載されていません。だから実装していません」 指示されていないことはやらない。これは正論だ。うかつなことを言い出せばタダで追加作業をやるハメになってしまうし、下手をすれば自分の責任問題に発展してしまう。損する宿題を持ち帰ると上司に怒られるし、面倒ないざこざはご免だから、徹底的に自己弁護の姿勢を貫いているらしい。確かに、言われた通りにやったという顛末は役立つ情報だし、弁明としては悪くないとは思うけど、これがいい歳をした開発者の言うことなのかと呆れてしまうことも多い。 何も指示されていないからこそ、自ら問題を見つけ出すのが来あるべき姿だと思うし、問題の存在に気づいたのなら知らんぷりせずに率先して持ち出

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    REV 2012/10/18
    給料はアルバイト/派遣、責任は正社員 の巻
  • 人材育成という幻想 - rabbit2goのブログ

    組織が一個人の人生を越えての存続していくためには、組織に属する人のスキルアップが欠かせない。優秀な人材が揃えばこそ組織は存続できるのであり、その基盤が強固であればあるほど組織の競争力に繋がるはずだ。だから、組織的な学習は欠かせないし、技術伝承の取り組みは不可欠だと思う。 しかしながら、現実はそんなに甘くない。長期的視野に立った活動というものは軽視されがちだし、いつ役立つのか分からない活動なんかよりも、目先の利益を重視するのが最近の流れだ。「費用対効果」という便利な言葉が出てきたおかげで、活動の成果を「数値化」出来ないものは悉く却下されるようになってきたし、そもそも人材の能力開発に対する組織的なサポートも減ってきているような気がする。 こうなると、人材育成という言葉はいずれ死語になってしまい、スキルアップを図るのは全て「自己責任」という時代になってしまうのではないだろうか。組織にとって面倒な

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    REV 2011/12/12
  • 学ぶ方法をどうやって学ぶか? - rabbit2goのブログ

    その昔、社会人になって間もない頃、会社で机に向かってビジネス誌を読んでいる人がいた。自己啓発のためか、その雑誌を読むことがビジネスマンの常識なのかと思いつつ、なぜその雑誌を読むのか目的を聞いてみたところ、こんな答えが返ってきた。 この会社にいるとバカになる一方だから、バカにならないために読んでいる。 世間知らずだった当時は、そんな回答が返ってくるなんて想定外だったのでビックリ仰天したけれど、その言わんとしていることを実感できたのはずっと後になってからのことだった。もちろん、その時にはもう彼は会社を辞めており、社内に残っていたのはそんなビジネス誌なんか読まず、世間の動向にも疎い人たちばかりだったように思う。 考えて見れば、会社の仕事を続けていく上で何が必要であり、その知識はどのように学ぶべきなのか、と言った点については誰からもはっきり教わったことは無い感じがする。周りの人の様子を観察しながら

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    REV 2011/04/25
    学ぶ方法を学ぶ方法を(ry
  • 去りゆく技術者 - rabbit2goのブログ

    会社で仕事をしていて辛く感じることの一つに、長年一緒に仕事をしてきた仲間の離職がある。個人や家庭の事情などいろいろ理由はあるようだけど、個人的に話を聞いてみると、技術者として会社の置かれている状況や自分の立場を分析して苦渋の結論を下していることが多い。もちろん「給料を上げて欲しい」という要望を受けても私にはどうすることも出来ないけれど、お金に対する不満を言う開発者は意外にもほとんどいない。 むしろ、「コロコロと変わる経営方針に愛想が尽きた」「成果主義と言いつつ成果を出した人が報われていない」「技術的にやり甲斐がある仕事を任せてもらえない」等々、技術者へ確固たる方針と青写真を示せていないマネジメントへの不満が大きいようだ。「この環境では自分の技術力を磨けない」と言うくらいの覇気のある人なら、次の環境で頑張れと笑顔で送り出せるけれど、組織の問題を訴える人に対して現場の人間に出来ることはあまり無

    去りゆく技術者 - rabbit2goのブログ
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    REV 2010/09/14
    蓄積されたノウハウ(というか情報)は、国内では無価値で海外だと高価値、という。どういうことだろう。
  • インド人にソフトウェア開発を習う - rabbit2goのブログ

    インドのオフショア開発部隊と仕事をするようになって、間もなく数年になろうとしている。メールでのやり取りはもちろんのこと、オフショア部隊と電話会議を行ったり、日に滞在しているオンサイトエンジニアと打合せを行ったりしているが、その中で分かって来たのは皮肉にも「経験はあるが教育無き日エンジニアと、教育はあるが経験の乏しいインド人」という現実であった。 今までに会って話をしたインド人のエンジニア全てが理工系の大学を出ており、大学院で修士号を取得している人も珍しくはなかった。実戦経験に乏しい分、製品開発を進める上でのいわゆる「現実的な妥協点」を分かっていなかったりするが、バックグランドとして情報工学の基を理解しているので、説明すればこちらの意図を分かってもらえるという感じである。しかし、日人の場合、その場限りのやっつけ仕事には慣れているものの、ソフトウェアエンジニアリングの基を学んでいな

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    REV 2010/06/10
  • プロの開発者なら品質を確保できるのは当たり前 - rabbit2goのブログ

    ソフトウェア開発の現場では、QCD(品質、コスト、納期)のバランスが重要と言われることがある。バランスと言っても、実際問題としてどれかを後回しにすることはあり得ないので、各項目について「それなりのレベル」を確保することが求められるが、コスト(お金)や納期(日時)は客観的な数値なので分かりやすい反面、品質なら幾らでも恣意的に解釈可能なので、結果的にバランスのしわ寄せは品質に来ることが多い。 そんな品質後回しの作業現場には、首をひねりたくなるような言葉が飛び交うことになる。 品質は評価部門で確保するので心配するな 納期最優先でドンドン作れ バグが多ければ追加人員を投入する こんな発言を聞く場合、大抵は右肩上がりの障害件数と共に開発現場はデスマーチ一直線となってしまうようだ。もちろん、テストを増やせば取り除けるバグも増えるかも知れないが、それは起こってしまった問題の対処療法に過ぎず、何ら質的解

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    REV 2010/06/01
  • 褒める文化という難しさ - rabbit2goのブログ

    ソフトウェア開発の現場に関わっていると、日々問題のオンパレードなので、その対応に追われてしまい、ややもすると喧嘩腰の口調でやり合うことが珍しくない。誰も好きで問題を作っているわけではないのだから怒ったところで何も問題は解決しないし、周囲の雰囲気が悪くなるだけなのだから大人げない発言は止めたらどうかと思うのだが、なぜか当人はそんな叱責こそが自分の仕事と思い込んでいるフシがある。こんなリーダの元で働く開発者も大変だし、実際のところ、その人の為に頑張ろうと思っている人はあまり多くないようだ。リーダという存在は、実は裸の王様のようなものかも知れない。 他から移って来たある人は、そんな有り様を見かねてこんな発言をしていた。 ここには人を褒める文化というものが無い。問題が有るのは分かるが、他に良いところだって幾らでも有るのだから、それを褒めた上で問題に対処するというやり方が必要ではないのか?問題ばかり

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    REV 2010/05/16
    叱責では、上司のCHRは(あんまり)減らない。有効なんだけど、叱責された奴が削れ、組織がジリ貧になる。賞賛は上司のCHRが減る。部下を褒めたぶん、減った上司のCHRを埋め合わせる何かが必要な気がする。
  • 品質に対する意識の違い - rabbit2goのブログ

    あるiPhoneのアプリを見せながら年配の方に説明。「こんな機能があって、あんな事も出来て...」と自慢気に解説していたら、ソフトが異常終了してしまった。特に珍しいことではないし、目くじらを立てるほどの事でもないのだが、それを目撃した相手は嬉しそうにこんなコメントをしてきた。 iPhoneもまだまだ品質が低い。これでは売れないよ。日の携帯電話を見給え。こんな問題は起きないだろう。日製品の方が品質は上だよ。 確かに「ソフトウェア品質」という尺度で比較したら日メーカーの携帯電話の方が上だろう。ソフトが異常終了するなんて、日の携帯端末ではあり得ないことだ。品質を最優先に考えるのなら日の端末を買うべきなのだろう。 しかしながら、世界の大多数の人は、そんな過剰品質なんか求めてはいない。手ごろな価格でそこそこの機能が使えれば充分なのだ。車の制御システムではないから人命に関わる訳ではないし、人

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    REV 2010/05/05
    「俺の使っている日本のケータイは、異常終了なんかしないぜ」「…始まってもいないもんな、世界市場じゃ」
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