【ロンドン時事】英ロンドンの治安裁判所は24日、内部告発サイト「ウィキリークス」創設者ジュリアン・アサンジ容疑者(39)の身柄をスウェーデンに引き渡すことを認める決定を下した。アサンジ容疑者は不服として上訴する方針だ。 同容疑者には昨夏のスウェーデン滞在中、女性2人に対して性犯罪に及んだ疑いが掛けられており、同国当局の要請で昨年12月、ロンドンで逮捕された。 身柄引き渡しをめぐる審理でアサンジ容疑者は、2人と面識があったことを認める一方、容疑自体は否定。ウィキリークスが米外交公電などの機密情報を暴露し始めた時期と逮捕のタイミングが重なると主張し、ウィキリークスの信用失墜を狙った政治的な動機に基づく訴追だと批判していた。 【関連記事】 【特集】ウィキリークス〜流出した「都合の悪い」話〜 【特集】最強モバイルを探せ〜アップル「カリスマ経営者」が治療専念 アサンジ氏の独裁手法を非難