京都市が管理する公園を無許可で占有したとして、市民団体が抗議活動を繰り広げた京都朝鮮第一初級学校(京都市南区)が、新学期から休校することが4日、分かった。児童数の減少に加え、抗議活動や地域住民の要望で公園を運動場として使えなくなったことも一因とみられる。全児童を第三初級学校(同北区)に転入させ、来春以降、市内の初級学校3校を統廃合し、別の市内の土地に建てる新校舎に一本化する。 京都府によると、第一初級学校は日本の幼稚園と小学校にあたる。昨年5月現在の児童数は118人で、第二初級学校(86人)と第三初級学校(46人)を含め児童数は減少傾向にある。 関係者によると、朝鮮学校の児童・生徒数は全国的にも減少。少子化に加え、金正日(キムジョンイル)総書記が日本人拉致を認めた平成14年以降、在日朝鮮人の間で“朝鮮学校離れ”が進んだことも背景にあるとされる。 このため第一~三初級学校を運営する学校法人京