東京都調布市の市立柏野小学校で18日、牛乳にアレルギーのある1年生の男児(6)が、誤って提供された給食の牛乳を飲んだと、市教育委員会が22日発表した。男児にアレルギー反応の症状などはなかった。調布市の別の市立小では昨年12月、乳製品にアレルギーがある5年生の女児(11)が、給食でチーズが入ったメニューを誤って食べた後に死亡。市教委が再発防止に取り組んでいる最中だった。 市教委によると、男児には牛乳を配らないことになっていたが、担任の30代の女性教諭が給食当番の児童に指示をせず、食べ始める前に確認もしなかった。男児は瓶入りの牛乳200ccのうち約3分の1を飲んだ。 18日は今月入学した1年生の給食が始まった日で、担任教諭は「他の児童への対応で注意が不足してしまった」と話しているという。市教委は「再発防止に取り組む中で許されない失態。対策を取って改善につなげたい」としている。