【ニューヨーク=中井大助】米オハイオ州クリーブランドで女性3人を約10年にわたって監禁した罪などで、終身刑を言い渡されたアリエル・カストロ受刑者(53)が3日、刑務所内で自殺をした。AP通信などによると、独房の中で首つりをしているのが見つかり、病院に搬送されたが、死亡が確認されたという。 スクールバス運転手だったカストロ受刑者は2002年から04年にかけて、当時14歳から20代だった女性3人を誘拐。今年5月に1人が逃げだし、保護されるまで監禁を続け、性的暴行を加え続けた。検察は誘拐や強姦(ごうかん)などの罪に加え、暴力で妊娠中絶させたことによる殺人などの罪で起訴。カストロ受刑者は死刑を避けるため、大半の罪を認める司法取引に応じ、8月に保釈なしの終身刑に加え、禁錮千年を言い渡されていた。 関連記事米で判決「終身刑と禁錮千年」 女性3人監禁事件の被告8/2米の女性3人監禁、被告に禁錮千年か