ロシアのプーチン大統領は4日(日本時間4日夜)記者会見し、ウクライナでの軍事行動について、正当な大統領とみなすヤヌコービッチ氏から要請があったとして、今後、必要に応じて実施する構えを示しました。 この中でプーチン大統領は、欧米寄りの政治勢力が暫定政権を発足させたことについて、先月21日にヨーロッパ3か国の外相の仲介のもとでヤヌコービッチ氏と合意した内容に違反し、大統領府などを占拠したとして、「憲法違反のクーデターで武力による政権奪取だ」と批判し、合法的な政権ではないと強調しました。 そのうえで、ウクライナでの軍事行動については、依然法的に正当性があるとみなすヤヌコービッチ氏から正式な要請があったとして、国際法違反ではないと主張しました。 そして、ウクライナ南部のクリミア半島を、ロシア軍が事実上掌握したことについては、「現地では発砲や衝突はない。軍事行動は必要なくなった」と述べました。 ただ