47人が死亡し戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火で、自衛隊などの2日の捜索は雨のため途中で中止となりました。 警察などは登山グループの証言などから、当時山に登っていて今も安否が分からない人が複数いるとみて、3日以降、捜索を再開したいとしています。 御嶽山の噴火では1日までに47人の死亡が確認され、火砕流によって43人が犠牲になった平成3年の長崎県の雲仙普賢岳の噴火を上回り、火山災害としては戦後最悪の被害となりました。 今回の噴火で、死亡した47人全員の身元が2日までに判明しました。 死因について、警察は1人が噴火による熱風を吸い込んだ「熱傷死」で、ほかの46人はすべて頭や首、背中などに噴石が直撃したことが原因とみられる「損傷死」だったことを明らかにしました。 自衛隊と警察、消防は2日午前6時すぎから1000人余りの態勢で山頂付近の2つのエリアで捜索を再開しましたが、山頂付近で雨が降り出