ドイツ東部ケムニッツでデモ集会を行う右翼と、その整理に当たる警察(2018年8月27日撮影)。(c)Odd ANDERSEN / AFP 【8月28日 AFP】ドイツ東部ケムニッツ(Chemnitz)で27日、数千人規模の極右らが集会を行い、それに対抗するデモ隊とにらみ合いになった。警察によると、発火物などの投げ合いによって数人が負傷して病院で手当てを受けた。ケムニッツでは前日、移民が犯人とされる殺人事件が起き、反発した極右らが暴徒化していた。 「犯罪者の外国人」「われわれが国民だ」「ヨーロッパを守れ」──。極右らは排外主義的なスローガンを連呼。ナチス(Nazi)時代の言い回し「リューゲンプレッセ(うそつきメディア)」を使って報道機関にも矛先を向け、ドイツでは犯罪に問われるナチス式敬礼をする人の姿も見られた。 これに対し、反ファシストの対抗デモ参加者1000人余りも「出ていけ、ナチス」と叫