神戸徳洲会病院(神戸市垂水区)で循環器内科の男性医師が携わったカテーテル治療の後、複数の患者が死亡したなどとする告発があった問題で、処置後に死亡した患者の電子カルテに必要な記載をしていなかったなどとして、神戸市は近く、同病院を行政指導する方針を固めた。 市は28日、医療法に基づき同病院に対する3度目の立ち入り検査を行った。市職員のほか、循環器内科が専門の大学教授も同行した。市によると、男性医師が循環器内科のカテーテル室の業務を実質的に1人で担っていた可能性があり、市は安全管理体制に問題があったとみている。 これまでの立ち入りでは、この男性医師がカテーテル治療を行い、死亡した患者3人の電子カルテで記載漏れが判明した。治療の経過や死因を患者の家族に説明した記録などがなかった。市は28日、男性医師らに聞き取り調査も行ったという。 厚生労働省の指針はカルテは常に最新の情報を保つよう定める。市はカル