ブックマーク / natrom.hatenablog.com (130)

  • 癌霊1号が白血病に効く!代替医療が標準医療になるとき - NATROMのブログ

    「癌霊1号(癌灵1号/Ailing No.1)」は漢方薬である。いかにも怪しげな名前である。また私がインチキくさいトンデモ医療を見つけ出してきて笑い物にしようとしているのだろうと、読者は思われるかもしれない。しかし、エントリーは、トンデモでなく、医学の話である。癌霊1号は、超ミネラル水やバイオラバーとは、決定的に異なる。 1970年頃の中国の田園地方では、さまざまな癌に対して、伝統的な漢方薬が使用されていた。他に治療法がなかったからである。癌霊1号も漢方薬であるが、経口投与では重篤な消化管および肝障害の副作用があった。毒性の強いヒ素(亜ヒ酸)を含んでいたのだ。ヒ素は、毒性が強いというか毒薬として使用されていた物質である。さて、ここからがすごい。副作用を軽減するために精製して注射剤とした上で、1000人を超えるさまざまな癌の患者に対して臨床試験を行ったのだ。その結果、いくつかの癌、とくにA

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    ROYGB 2010/09/28
    でもこうやってものになるのは、かなり珍しいことなんだろうと思う。
  • 脳の中の「わたし」 - NATROMのブログ

    ■脳の中の「わたし」坂井克之著, 榎俊二著。 脳研究者による。「脳科学」は、一部の脳科学者のために、いささか怪しい分野であるように見えるが、このは大丈夫だ(と私は判断した)。私は未読であるが、著者の坂井は、「脳トレ」や「ゲーム脳」などの脳科学ブームを批判的に検証したも書いている(■脳科学の真実--脳研究者は何を考えているか)。『脳の中の「わたし」』は、個々の実験の結果や症例の紹介が丁寧で、また、事実と解釈の区別が明確にされているのがわかりやすい。解釈には深入りしないので、哲学的になりすぎることもない。また、イラストが豊富である。「文章とイラストのコラボレーション・新しい科学読み物」というシリーズらしい。たとえば、表紙は、半側空間無視を表している。絵でわかる人もいるだろうが、「えの素」「ムーたち」などの作品で知られる漫画家の榎俊二によるものである。坂井によるあとがきによれば 榎

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    ROYGB 2010/08/15
  • 自称「摂食障害の専門家」に訴えられかけた思い出 - NATROMのブログ

    ■助産院は安全?というブログでは、ビタミンKを含むシロップの代わりにホメオパシーのレメディを投与することについての危険性を、マスコミが報じる前から伝えていた。該当するエントリーはたとえば、■ホメオパシー、レメディの問題>K2シロップの件 - 助産院は安全?である。以前は、FC2ブログであったが、最近、はてなに引っ越した。旧ブログ*1によれば、 お世話になったFC2ブログでしたが、今回、このブログに関してブログ運営会社の方に批判を受けている助産師の知人と名乗る人物から、 『名誉棄損や営業妨害で訴えるかもしれませんから、そちらの方で先になんとかしてください』 との要請が入ったそうです。 そこでブログ会社より、どうしましょうかと連絡を頂きました。 まあ、圧力ですよね。 とのことである。この件に関する考察はすでにYosyanさんが■「助産院は安全?」がお引越し - 新小児科医のつぶやきで詳しくされ

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    ROYGB 2010/07/25
    まあ訴訟自体は万人に認められた法律上の権利ではあるのだけど。おおもとのビタミンKの不投与による事故も訴訟になっているし。
  • 自己決定権、親権の及ぶ範囲、医療専門職による説明義務を考える - NATROMの日記 #c kiri 2010/07/19 16:28

    山口市において、乳児がビタミンKを投与されず、「自然療法を提唱する民間団体の砂糖製錠剤」を与えられ、ビタミンK欠乏性出血症による急性硬膜下血腫を起こし死亡したという事件があった(■(cache) 損賠訴訟:山口の母親、助産師を提訴 乳児死亡「ビタミンK与えず」 - 毎日jp(毎日新聞)*1 )。まず、亡くなった赤ちゃんに哀悼の意を表する。母乳育児を行うとビタミンKが不足し、約2000分の1の確率で出血による重篤な事態に陥るが、ビタミンKを投与することで予防できる。この件で助産師が与えたとされる砂糖製錠剤は、ホメオパシーのレメディのことである。有効成分は含まれていないので、当然、出血の予防はできない。 この事件から、多くのことが学べると思う。代替医療の是非、ホメオパシー団体の対応の妥当性、助産師などの医師以外の医療従事者の裁量範囲、標準医療を拒否する親に対する対応、医療ネグレクトの定義、医療

    自己決定権、親権の及ぶ範囲、医療専門職による説明義務を考える - NATROMの日記 #c kiri 2010/07/19 16:28
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    ROYGB 2010/07/18
    医師や助産師が充分な説明をしたとしても、民事訴訟で責任を問われることは充分ありそうではある。出産時の事故の場合だと、無過失補償制度によって裁判が減るかもしれないけど。
  • 脚氣ハ果タシテヴィタミンB缺乏症ナルカ - NATROMのブログ

    脚気は心不全および末梢神経障害を来たす疾患で、明治から昭和にかけての日では、年間に2万人以上が死亡する年もあった。現在は、脚気の原因はビタミンB1欠乏であることがわかっているが、当時の日では、脚気の原因について激しい論争があった。ビタミン欠乏説に反対した医学者は、主に東大出身者であり、「事実よりも権威重視」「頭が固い」といった批判をされることがある。たとえば、東大病理学教授の緒方知三郎が、脚気の原因として中毒説ないし伝染病説を重視すべきで、「ビタミン欠乏が脚気の原因をなすとは到底信じられない」と述べたことに対して、後年、「(緒方は)あまり根拠のない仮説を過信したにすぎなかったのである」*1と評されている。 もちろん、権威を過信すると失敗するという一面はある。しかし、新しい学説に対し、保守的な立場を取る科学者もまた、科学の進歩のために必要なのだ。ある一つの研究で、新説が完全に証明されるこ

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    ROYGB 2010/06/03
  • エイズに似た怪病が中国で急速に拡散しているという話はたぶんガセ - NATROMのブログ

    未知のウイルスによるエイズに似た症状の怪病が中国で流行しているという話について、twitterで論評をお願いされた。「注意喚起」とか「ろくに報道されまい」とか「拡散 日人を守るために」とかいうフレーズとともに、わりと多くの人がリツイートしている。概ね、以下のような話である。 ■「未知のウィルス」=エイズに似た怪病、中国で急速に拡散か - (大紀元) 中国でエイズによく似た症状を見せる怪病が急速に広がっている。続々と死亡者も出ているようだが、病原菌やウィルス源が究明されないまま、感染経路も極めて多様で、そのスピードの速さには広範囲の感染被害が憂慮される。 類似の症状を見せる感染者らはブログで情報交換を行っている。このころ、彼らは温家宝首相宛に公開書簡を送り、治療方法および研究分析を要求した。衛生当局は未だに何の反応も見せていないという。 2月に開設された感染者らのブログ(http://bl

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    ROYGB 2010/05/24
    日赤は未知のウイルスの可能性を理由として、過去に輸血を受けた人の献血を断ってる。http://www.jrc.or.jp/donation/refrain/detail/detail04.html
  • 嫌煙者詐称に対して懲罰審査を実施する真の嫌煙者 - NATROMのブログ

    過激な嫌煙運動は、阿呆な喫煙擁護論と同じくらい興味深い。「禁煙ファシズムはけしからん」と主張する愛煙家の人々の気持ちがよくわかる事例を紹介したい。日市民の化学ネットワーク(JPCCN)という「化学物質のリスクコミュニケーションや身近な暮らしの化学情報文化の普及を通じて、社会に貢献する、非営利・民間発の公益セクター」*1がある。このJPCCN全国代表事務局であるjpccnさんとmuimiさんとのTwitterでのやりとりをまとめた。 ■Togetter - まとめ 嫌煙者詐称に対して懲罰審査を実施するJPCCN 見どころを紹介・引用しよう。まずは、「合成洗剤は閉鎖性海域の生物多様性を貧弱化させる、家庭で使う洗浄剤のすべてを合成洗剤から石けんに替えよう」という主旨のjpccnさんのツイートに対して、やや懐疑的なツイートをmuimiさんがつけたところから議論ははじまる。最初のうちは有意義な議論

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    ROYGB 2010/04/26
  • 在宅酸素療法中の喫煙と火災 - NATROMのブログ

    慢性呼吸不全の治療の一つが在宅酸素療法である。家庭で酸素をつくるための酸素濃縮器を作っている会社のプレゼンで、火災の延焼実験の動画を見たのだが、これがインパクトがあった。ネット上にないか探してみたのだが、以下のニュース映像の30秒目ほどにある。 酸素が吹き出しているカニューレ(チューブ)に火気を近づけたら当然こうなるであろう、というのは知識ではわかっているのだが、実際の映像を見るとこれがなかなか恐ろしい。なお、動画の「チューブを鼻につけ酸素を吸引しながら喫煙し髪の毛や衣服に引火し死亡→全国で26件」というキャプションは誤りである*1。動画では喫煙が原因で死亡した事例が26件であるように解釈できるが、正確には、平成15年10月から平成21年12月までに在宅酸素療法実施者の自宅において火災が発生し、患者が重篤な被害をおった27例(うち死亡26例)のうち、喫煙によるものは15例である*2。喫煙以

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    ROYGB 2010/03/31
    電子タバコなら大丈夫かな。あとはタバコを覆って火を露出させずに着火も行える吸引具の開発とか。
  • 血液型の話をすることくらいはいいのか? - NATROMのブログ

    ある特定の対立遺伝子Aを持つ人は、将来、癌に罹る可能性が高いとしよう。ある人が遺伝子Aを持っているという理由だけで、就職を断られることがあってもよいだろうか?新入社員を採用する際に、遺伝子Aを持っているかどうかを調べることを義務付けている会社があってもよいだろうか?これは、ほとんどの人が、遺伝子差別であり、許容できないと考えるであろう。では、このような遺伝子差別がある社会において、酒の席で「そういや、お前、遺伝子Aは持っているの?」と尋ねることは許容できるか?「私は差別するつもりは毛頭ない」と断った上でなら、遺伝子Aについての雑談を公的な場で発表することは許容できるであろうか? エントリーのタイトルを見たら、私が何を言いたいのか、読者の方々はわかっておられると思う。血液型が性格と強い関連を持つとする仮説は既に否定されているが、よしんば血液型と性格に関連があったとしても、血液型について安易な

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    ROYGB 2010/03/26
    今はわからないけど、昔は虫歯があると宇宙飛行士になれなかったらしい。
  • 医療の値段 - NATROMのブログ

    医師はいろんな職業の人と接する機会があるけれども、どうしても「医師と患者」という関係に縛られてしまう。ネットだと、患者さんの音が聞けるので助かる。たとえば、「入院したときに、お金を用意するために入院費用を聞いたところ、『6万円くらいですかね』とのことだったが、実際には10万円ちょっとかかった」という体験談。正直言うと、「まあそれくらいのズレはあるだろう、普通」と最初は思ったけど、よく考えれば普通じゃない。普通の取引であれば、あらかじめ物の値段は決まっており、価格に見合うものかどうかを判断してから購入する。Amazonで「6万円くらい」の商品を購入したところ、あとで10万円を請求されたら、そら酷いと思う。 医療の値段は前もっていくらかかるかわからない。だけど(だからこそ)前もって説明が必要 なぜ私は、Amazonでは「6万円くらい」が実際には10万円だったらトンデモナイと思うくせに、入院費

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    ROYGB 2010/03/15
    電気製品などの修理と違って高いから止めようとはなりにくい。でもそのうち経済的な意味でのセカンドオピニオンが増えたりして。
  • 標準医療は治療中心で、代替医療は予防中心という誤解 - NATROMの日記 #c (oミ ̄∇ ̄ミ)o 2010/03/03 08:20

    標準医療は治療が中心であり、予防は代替医療のほうが得意であるとする主張がある。代替医療に親和的であるが、さりとて標準医療を否定するわけでもない人が、よくこういった主張をする。例を挙げよう。 平成22年01月28日予算委員会より(強調は引用者による) ○内閣総理大臣(鳩山由紀夫君) 山根委員から統合医療に関するお尋ねがございました。 医療には大きく分けて、いわゆる西洋医学、医療、すなわち、これは大きく分けると、何か病気になったときにそれを治療するというのを中心としている医療と、それから、むしろ東洋的な医療、東洋だけに限りませんが、病気にならない、常に健康に維持していくための医療と、その二つが大きく分けてあるかと思います。 今までややもすると、日の医療というものがその西洋医学中心であったのではないか、そのように思いまして、党の中でかつてから統合医療を勉強しようではないかということになりました

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    ROYGB 2010/03/03
    でも「病気じゃないけど予防のために来ました。テヘッ。」みたいな人が病院に沢山来ても困るような。健康診断と予防接種くらいかな。歯科だと歯石取りやフッ素塗布などもあるか。
  • 「代替医療のトリック」 - NATROMのブログ

    ■代替医療のトリック(サイモン・シン著, エツァート・エルンスト著, 青木薫訳)。原題はTrick or Treatment?。著者の一人のサイモン・シンは、サイエンスライターとしてトップクラスであり、暗号解読やフェルマーの最終定理といった著作がある。「代替医療のトリック」も含め、いずれも青木薫による翻訳である。私は、サイモン・シン+青木薫という組み合わせのは自動的に買うことに決めている。もう一人の著者のエツァート・エルンストは、プロフィールによれば、「代替医療分野における世界初の大学教授」であるとのこと。「著者論文多数」ともあるが、Pubmedで調べてみるとその通りであった。たとえば、「"Ernst E"[Author] and homeopathy」では73件が引っ掛かった。これからは、良く知らない代替医療について調べたいときには「"Ernst E"[Author] and 」を付け

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    ROYGB 2010/02/08
    臨床試験は必要だけれども充分でない場合もあるか。薬害などは、試験の時点ではわからなかった問題が発生したことによるもの。
  • 我々は迷信行動を行うハトになっていないか? - NATROMのブログ

    ■体験談は証拠にならない〜浄霊による体験〜では、「浄霊」の後、熱が下がったという体験談を紹介した。「浄霊」に病気を治すという効果がないことに、おそらくは読者の大半は同意していただけると思う。しかし、「浄霊」には効果があると誤認してしまう人もいる。なぜか?効果のない治療法が用いられていたのは、「浄霊」のような宗教関係だけではない。西洋医学も200年ほどさかのぼれば、瀉血や水銀療法といった効果のない治療を行ってきた。それどころか、何百年もさかのぼらなくても、最近でも「実は効果のなかった」という治療法はわりとある。有名どころでは、脳循環代謝改善剤の多くが、再評価の結果、効果効能を取り消された。 実際には存在しない効果を誤認してしまう理由はいくつかある。ここでは、人間には続けて起こった二つの出来事に何らかの因果関係を読みとってしまう傾向がある点について考えたい。「浄霊」した後に、「熱が下がった」わ

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    ROYGB 2010/02/01
    ハトで行った実験がそのまま人間にも当てはまると考えてしまうことや、個別の例を一般化して考えてしまうのも。
  • ホメオパシー治療によるヒ素中毒 - NATROMのブログ

    ,j;;;;;j,. ---一、 `  ―--‐、_ l;;;;;;   ホメオパシーはきわめて {;;;;;;ゝ T辷iフ i    f'辷jァ  !i;;;;;  薄められているから害がない… ヾ;;;ハ    ノ       .::!lリ;;r゛ `Z;i   〈.,_..,.      ノ;;;;;;;;>  そんなふうに考えていた時期が ,;ぇハ、 、_,.ー-、_',.    ,f゛: Y;;f.   俺にもありました ~''戈ヽ   `二´    r'´:::. `! ホメオパシーが批判されている主な理由は、ワクチン否定といった現代医学否定と結びついているからである。ホメオパシーで処方されるレメディーは、元物質がほとんどあるいはまったく含まれないほどに希釈されており、ゆえに少なくともレメディー摂取そのものには害はないと一般的には考えられている。しかしながら、例外もあるようだ。

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    ROYGB 2009/12/04
    医薬品による死亡事故もインドなど開発途上国を中心に多発しているようです。参考:https://aspara.asahi.com/blog/science/entry/YecuAr9qZS
  • インフル除けお守りから「許せない度」考察してみる - NATROMのブログ

    ニセ科学批判批判の典型例として「お守りは批判しなくていいのかよ」というものがある。これまた典型的な反論は「お守りを売る側は科学を自称してないだろ」である。ニセ科学は「科学を装っているが科学でないもの」と定義され、お守りは別に科学を装っていないのでニセ科学批判の対象外である。実際にお守りが批判の対象になることはほとんどないのだが、以下の事例は少し考えさせられた。 ■新型にも御利益、インフル除けお守り登場(読売新聞) お守りは縦7センチ、横4センチ。白地に黒色で「長浜八幡宮御守護 インフルエンザ病除け」と書かれている。財布やかばんに入れて肌身離さず持ち歩けるよう、プラスチック板でカバーし、お札のように仕上げている。 このほか、「高血圧」「糖尿病」など9種類の病の平癒を祈願するお守りもある。いずれも1個500円。当面、マスクも無料配布する。 別に批判しようとして引用したわけではない。ニセ科学では

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    ROYGB 2009/12/01
    交通安全や安産祈願などの細分化したお守りは前からあるけど、“このほか、「高血圧」「糖尿病」など9種類の病の平癒を祈願するお守りもある。”はなあ。 http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090425-436828/news/20091130-OYT1T00384.htm
  • 良心的なホメオパシー - NATROMのブログ

    ■JBpress(日ビジネスプレス)のホメオパシーの記事についてのコメント欄でも述べたが、私はホメオパシーに関しては消極的容認の立場に立っている。安全で、安価で、現代医学を否定しないのであれば、代替療法を否定する理由はない。ホメオパシーで患者に与えられるレメディは超希釈されたものであって、基的には無害である*1。法外な利益を得ようとしなければ、安価で提供できるだろう。あとは現代医学を否定するかどうかであるが、日で宣伝されているホメオパシーと異なり、現代医学を否定しないタイプのホメオパシーもある。kikulogの■ホメオパシーはインフルエンザに効きません(追記あり5/6)のコメント欄での、「フランスから」 さんのコメントによると、フランスでは、 医師の元に行き、ちょっと風邪気味、ちょっと頭痛がすると いうような、医師も「とりあえず鎮痛剤だしておくかっ」 てな場合のみ「お薬だしておきます

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    ROYGB 2009/11/30
  • クリスマス中止のお知らせから学ぶネットリテラシーTOSS風味 - NATROMのブログ

    TOSS(Teachers Organization of Skill Sharing)とは、「授業・教育にすぐに役立つ教育技術・指導法を開発し,集め,互いに追試し,検討しあって,自らの授業の 技術を高め,集められた教育技術・指導法自体もよりよいものにしようと努める教師の団体」である*1。TOSSのサイトを通じて授業の役に立つコンテンツを利用できる。しかし、その中のごく一部であるが、問題のあるものも混じっている。批判を受けたら削除しているようなので、今ではだいぶマシになったと思っていたが、どうやらそうではないようだ。galleryさんの以下のまとめが参考になる。 ■TOSSの、こんな授業はイヤだ(もっと休むに似ている) おなじみの水からの伝言をはじめとして、EM菌、マクロビオティック、歴史修正主義などなど。TOSSには質の良いコンテンツもあるのに、これでは他のコンテンツが可哀そうだ。ポータ

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    ROYGB 2009/11/26
    サンタクロースはニセ科学。
  • むしろ自然塩のほうが体に悪い? - NATROMのブログ

    「ミネラル豊富な自然塩なら体にいい」という主張がある。添加物が癌の原因になるとか、牛乳は体に悪いとか、元禄時代以前の日事が理想的だとかいう、いわゆるマクロビオティック系の主張によく連鎖している。工業的に精製された塩は塩化ナトリウムという「化学物質」であり、精製塩の摂取がさまざまな病気の原因になるというのだ。「天然物なら安全、人工物は危険」というよくある誤謬の典型例であろう。■どうして日は癌大国になってしまったのか?のコメント欄で「精製塩は高血圧にするが、ミネラル豊富な塩は血圧を下げるなどとも言われており、悪いのはむしろ現代の塩と言う事なのではないか?」という主張があったので、日の塩業について調べてみたところ*1、 1961年、イオン交換膜と電気エネルギーを利用した日独自の製塩法による製塩が成功した。 1970年度中に全国で生産された塩量に対してイオン交換膜法で生産された塩は全体

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    ROYGB 2009/11/17
    塩田だと重金属などの有害物質も濃縮されて残留する。イオン交換膜だとミネラルもだけど有害物も除去される。まあミネラルウォーターの砒素と同様に心配するほどのレベルでもないのだけど。
  • マンガやアニメでの喫煙シーンの是非 - NATROMのブログ

    平成18年に、日禁煙学会は、漫画およびテレビアニメ「NANA」の「目に余る喫煙描写を直ちに止めることを要請」した*1。読者が喫煙をはじめるきっかけになるという危惧はわかるが、それにしたって、日禁煙学会の抗議はやり過ぎである。抗議文には、「ファッションの一つと誤解させる」「未成年者の喫煙が健康に及ぼす悪影響の深刻さをまったく認識していない描写」「多くのキャラクターが所かまわず喫煙している」とあるが、ファッションの一つとして健康への悪影響など認識せずに所かまわず喫煙するようなキャラクターを描くのは作家の自由であろう。日禁煙学会としては、気で喫煙描写を止めさせたかったわけではなく、喫煙の害について耳目を集める、あるいは喫煙表現を牽制することが目的だったのかもしれないが、それにしたってやり方が稚拙であった。 タバコは、表現の上で一種の記号として働く。現実社会において、ある集団に喫煙者が多い

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    ROYGB 2009/11/06
    マンガやアニメで、母乳推進や予防接種の拒否が肯定的に描かれていたらどうだろうとか想像した。
  • B型肝炎ワクチンとホメオパシー - NATROMのブログ

    慢性B型肝炎は肝硬変や肝細胞癌のリスクとなる。慢性B型肝炎の多くは、母親から子にB型肝炎ウイルスが感染したことが原因である*1。現在の日では、妊婦健診にて母体のB型肝炎ウイルスの感染の有無を調べ、もし感染があれば、新生児に抗HBs人免疫グロブリン及びB型肝炎ワクチンを投与することが推奨されている。このように日ではハイリスクグループにのみ感染対策を行っているが、諸外国では全新生児を対象にワクチン接種(ユニバーサルワクチン)が行われている。B型肝炎ワクチンの副作用として、アレルギー反応には注意を要するが、重篤なものは報告されていない*2。日ではワクチンの接種は強制ではないが、オーストラリアでは子へのワクチン接種を拒否して、一家が逃亡した事例が報道された。 ■息子への予防接種を拒否し一家で逃亡、オーストラリア(AFPBB News) オーストラリアの警察および福祉当局は23日、生後2日の息

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    ROYGB 2009/10/17
    日本が新型インフルエンザワクチンを輸入しようとしたときに、メーカーが副作用などへの免責を求めたのを連想した。