受刑者とゲームやマンガについて語り合ったなどとして、千葉刑務所(千葉市若葉区)は29日、男性看守(31)を戒告の懲戒処分にした。男性は「扱いが難しい受刑者だったので、便宜を図ると対応が楽になると思った」と事実を認め、同日付で依願退職した。 同刑務所によると、男性は平成18年9月~22年5月、刑務所内で受刑者とゲームやマンガなどについて雑談。少なくとも20回以上、受刑者の質問に対して、マンガ本の巻数やDVDの値段などを自宅のパソコンで調べて答えるなどした。 男性は処遇部処遇部門に勤務。ほかにも、他の受刑者に同僚の名字を教えるなどしたという。 松下三夫所長は「国民のみなさまに深くお詫びし、今後再発防止に務めたい」とコメントしている。