Webブラウザ上で無限にアラートメッセージを表示させる、いわゆる「アラートループ」を起こしたとして警察に摘発された男性2人が起訴猶予処分になったことが報じられている(ITmediaの記事1、記事2、弁護士ドットコムニュース、NHK)。男性2人の弁護を担当した横浜パーク法律事務所はこれを受けて、「アラートループ事件の被疑者2名に対する起訴猶予処分を受けて」との文書を発表、捜査機関や検察を批判している。 これによると、今回起訴猶予処分となったことに対し、裁判を避けることができたことについては好意的に捉えているものの、問題となったページに含まれているスクリプトが不正なプログラムに相当するかどうかの明確な判断は出ていない点については「今後も捜査機関が法的素養を欠いた濫用的摘発に走りかねない状況に対する抑止効果としては不十分」としている。