― 10年のコンテナ実践から見えた次世代スタンダード 📆 コンテナ技術の始まり:私とlxc-toolsの出会い(2010年頃)私が初めてLinuxコンテナに触れたのは、2010年ごろのことです。Ubuntuに lxc-tools が登場し、Linuxカーネルの cgroups や namespaces 技術を活用して、プロセス単位で隔離された仮想サーバ(OSフルスタックコンテナ) を実行できることに衝撃を受けました。 当時、私が構築したのは「機能単位で分離したlxc仮想サーバ」による マイクロサービスアーキテクチャ でした。約15の機能別コンテナを連携させ、1つのシステムとして動作させる。Dockerが登場する以前に、マイクロサービス的設計思想を実装していたことになります。 実際、当時のバイトスタッフに異なるホストへの移植テストを依頼し、Ubuntu上では完全な移植性があることを確認しま
