任天堂の岩田聡氏が亡くなったことを聞き、とある男性のことを思い出した。 初めて出会ったのは、とある武道のクラブで小学校低学年の頃だ。 明るく朗らかで、でも平凡な子供だった気がする。 顔を合わせるのは週に一度だけ。 私は、そのクラブをやめたり、もう一度再開したりを繰り返し、彼もまたそんな感じで、終わったらササッと帰っていたので、それほど多くの言葉は交わしてなかったと思う。 同じ中学になって知ったことだけど、彼は学校の勉強が出来るほうだった。 小学校が別であったため、小学校当時の彼の学校での様子はわからないけれど、親経由でオール5をとったという話は聞いたことがある。 私もまた、そういう小学生によくいる、プチ秀才だったので、ふーんという感想しかなかった。 中学での彼も、明るく裏表のなく、私は彼をとても好いていた。 成績は当初、私のほうがよかった。 月並みのように思えた。 普段も、すこし昔の出来事