一度、「アイツはサボっている」とレッテルを貼られてしまいますと、この印象を覆すのはとても大変です。実際のところは一生懸命働いているのに、なぜか「サボっている」と見られてしまい、評価もされず、ちょっとしたミスでも叱責されてしまったりします。 ですので、このような「アイツはサボっている」といったレッテルを貼られないようにすることがとても大切だったりします。 そこで今回の記事では、医師が指導医や医長に「サボっている」と思われないために大事な3つのことについて書いてみたいと思います。
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こちらの記事にも書いておりますが、その一つとして「圧倒的なQOMLの高さ」が挙げられると思います。残業、当直、オンコール、深夜呼び出しはありませんし、時間外の電話も本当に数えるほどです。気兼ねなく晩酌もできれば、土日祝日に大手を振って遠出できます。 また、基本的に「週3~4日勤務/1日8時間勤務以内」のところも多く、勤務時間や日数が少ないことも私にとっては非常に快適に働ける環境でした。恐らく、医師として働く中で、トップクラスのQOMLの高さではないでしょうか。 複雑な人間関係からの解放 後期研修医時代、先輩医師たちと毎日のようにずっと顔を突き合わせ、ホッと一息つける医局ですら医師たちに囲まれている…なんてことがあり、今思うと濃密な人間関係の中にいたように思います。 また、他科の医師と上手く付き合っていく、コメディカルとも良好な関係を築いていく…ということが不得手だった私にとっては、複雑な人
東京などの首都圏での勤務を検討する 北関東の田舎でドロッポ生活を送っていた私は、地元で産業医になろうとしていましたが、そんなところに、常勤産業医を置く義務を負う社員数1000人規模の企業はあまりありません。 つまりは、求人が多いところで言いますと、関東だったら大企業の多い東京・横浜近辺ですので、そういったエリアで職探しをする必要があります。 実家は別に開業しているわけでもなく、地元にいる理由は特にありませんでしたので、結局、私は入職した企業の近くへ引っ越しをしました。東京で勤務するとなりますと、都内もしくはアクセスの良い埼玉県などで転居することを考えた上で産業医になることを考えるとよろしいのではないでしょうか。 社会性・協調性は必要ですよ 元々、社会性や協調性がなくて後期研修をドロップアウトしたわけですが、ドロッポ医生活でその社会性・協調性のなさは拍車がかかってしまったように思います。 で
私は3社の企業に転職しており、仕事の仕方も、産業医としての働き方も違うなぁと思っております。 便宜上ですが、入職順にそれぞれをA社、B社、C社としますが、B社にいる時が最もしんどいと感じており、現在のC社がとても居心地が良いと感じています。では、その違いは何かと言いますと、「企業が産業医に求める期待値」ということになると思います。 「企業が産業医に求める期待値」とはなんぞやと言いますと、企業側が産業医に「これぐらいの仕事をしてね、これぐらいの成果を上げてね」という期待の大きさということと言い換えられると思います。 それがミスマッチですと、しんどい思いをしますし、逆に合っていればとても居心地が良いと感じると思います。今回は、そんな「企業が産業医に求める期待値」の話について書いてみたいと思います。
にも書きましたが、 ・「なぜ臨床医ではなく、産業医なのか」を説明できているか ・産業医になって何をしたいのか説明できているか ・企業が求めている産業医像に合っているか確認 というチェックポイントを踏まえて語れるようにしましょう。 たとえば内科医であれば、「外来で、生活習慣病を放置し続けて重症化させてしまっている患者さんを数多く診てきました。そんな患者さんが病気になる前に一人でも多くアプローチすることができたらな、という思いで産業医を志しました」といったことが言えると思います。 何科でもいいですが、「臨床との接点の中で産業医への志望理由を語る」ということができれば、面接官に納得してもらえると思われます。 今までの臨床経験をまとめておく 企業の中には、今までの臨床経験を重視するというところもあります。ですので、「産業医の面接対策をしよう」と、そこにだけ注力してしまうのはNGです。 今までの経験
産業医への転職をお考えの方から、「求人を紹介してもらいたいと思っているのですが、どこの人材紹介会社に登録すればいいでしょうか?」「○○という会社は、医師転職のランキングサイトで1位のようなんですが、どうなんでしょう?」などといったことを相談されることがあります。 やはり人材紹介会社選びは皆さん迷われるようで、「会社名 評判」「会社名 口コミ」といったことで検索されたり、あるいは「医師転職」の検索で必ず現れるランキングサイトを参考にするといったことが多いようです。 もし私が、「産業医の転職をするなら、どこの求人紹介会社を選んだらいい?」と友人や知人に質問されたら、「リクルートドクターズキャリア[PR]がいいと思いますよ」とオススメすると思います。その理由について、今回は書いてみたいと思います。 求人数が多い あなたが企業の「産業医を採用する」立場であったとして、どのような求人紹介会社に募集を
「産業医として働く」ということで言いますと、大まかに言って、一つの企業で常勤の専属産業医として働くのと、非常勤で嘱託産業医として働くという2つの形態があります。 簡単に言ってしまえば、「常勤」ですと雇われている企業に出勤してそこで働くことになるわけですが、非常勤ですと「月1回、開業医の医師が企業に安全衛生委員会や職場巡視のために訪問する」といったイメージです(中には、いくつもの企業を掛け持ちして、産業医の仕事を専業とされている方もいます)。 常勤と非常勤、それぞれメリットとデメリットはありますが、私は安定をとって常勤産業医として勤務しております。その経験をもとに、この記事では「常勤産業医になる」ための方法やポイントについてお知らせできたらと思います。
産業医になるためには、認定産業医の資格を取得することも大事ですが、それ以上に「企業の採用面接で内定を勝ち取る」ことが必要となります。 勤務医の転職に比べると、産業医の転職では「採用面接で落とされる」可能性は高いと思います。実際、私も産業医経験をある程度積んだ状態で何度となく最終面接で落ちていますし、一次面接ですら落とされたこともあります。 そこで今回の記事では、産業医になるために、企業の採用面接で「内定を勝ち取る」ためのポイントをまとめてみました。ご参考にしていただけますと幸いです。 「一次面接と二次面接の違い」を理解 産業医の採用のプロセスとしては、「書類選考→一次面接→二次面接」というステップを大抵踏む企業が多いです。その一次面接と二次面接の違いですが、まずは面接官が異なります。 一次面接では、人事部の採用面接担当者~人事部課長、二次面接では人事部長~役員レベルが面接官を行うことは多い
私は後期研修(現在では専攻医ですね)の途中、「臨床医はもう無理…」とドロップアウトする形で勤務していた病院を辞めています。その後、数ヶ月のドロッポ医生活を経て産業医になっています。 一方、中には「初期研修を終えたらすぐに産業医になりたい」という方もおり、「それは可能ですか?」とご質問をいただくこともあります。しかし、私としては「一度は専攻医になってみて、そこから産業医になるかどうかを考えた方がよろしいのではないでしょうか」と思うわけです。 今回の記事では、「産業医になるなら初期研修直後よりは専攻医の途中でなった方が良いと思う理由」について書いてみたいと思います。 年齢制限・医師経験年数の壁 企業によって、産業医の採用条件は異なりますが、中には「年齢35歳以上」「医師経験年数10年以上」といった条件をもうけているところがあります。 やはり企業の本音としては、「それなりに経験のある産業医がいい
昨今、産業医にメンタル不調者の対応を求めたいという企業は多くなってきていると思います。背景としては、やはり実際にメンタル不調で休職している社員が多いことや、ストレスチェックの導入、退職者の増加→新たな社員採用のコストに悩んでいる企業が多いことなどが挙げられると思います。 そうなりますと、「メンタル不調者に対応するのは精神科医の方が良いだろう。だったら、内科医である私は産業医になってもダメなんじゃないか」と思われるかもしれません。 しかし、実際のところはそんなことはなく、精神科をメインに診療していた医師ばかりが産業医になっているわけではありません。 そこで今回の記事では、「内科医でメンタル不調者は診れないから…」と産業医になるのを躊躇う必要はない理由について書いてみたいと思います。 「メンタル不調者」ばかりが面談にくるわけではない 産業医が社員との面談を行う際、なにもメンタル不調者ばかりが来
エムスリーキャリアに掲載されていた三重県四日市市の産業医求人なのですが、「産業医の業務」としてとても内容がまとまっていたので、ご紹介をかねて解説したいと思います。 大抵の企業ではこうしたところが求められますし、さらにいえばこれだけこなせれば産業医として一人前と言ってもいいのではないでしょうか。 そんな「産業医の業務」の中身一覧について今回の記事ではご紹介したいと思います。 面談にまつわる業務 ・メンタル面談(復職面談、メンタル不調者面談、休職前面談、休職中面談、等)、意見書作成 ・就業判定 ・その他面談(保健指導、健康相談、等) ・担当者との面談 →面談については、”どのような社員さんと面談するか”によって、「メンタル不調者への面談」「保健指導・健康指導としての面談」「人事労務担当者との面談」などに分けられます。 また、”どのタイミングで面談するか”によって、「休職前の面談」「休職中のフォ
一口に「産業医の求人」と言っても、入職する際の「ポジション」は実は結構違います。そして、そのポジションによって難易度もまた異なってきます。 産業医の経験年数によっては、この難易度の違いは結構大切だったりします。未経験の方がいきなり難易度の高い求人に応募してしまいますと、それは大変な思いをしてしまうでしょう。 そこで今回は、「ポジション」の違いと仕事の難易度について語ってみたいと思います。 難易度★☆☆ 複数産業医がいる企業 専属産業医の設置義務としては、基本的には「従業員数1000名以上」に1人とされています(有害物質等を取り扱う事業場ですと、500名以上)。 また、従業員数3001名以上の企業ですと、産業医を2名選任する必要があります。よって、複数の産業医がいる企業となると、かなりの大企業ということになりますが、そうしたところですと、先輩産業医に相談できたり、あるいはマニュアルがしっかり
私は産業医として勤務しており、現在で3社目です。その1社目でお恥ずかしい話、「来年度は契約更新をしない」と言い渡されています。端的に言えば、「クビ」ということですね。 産業医ですと、常勤産業医であっても、「嘱託契約」で1年ごとの契約更新を乗り越える必要がある方が大半ではないでしょうか。そうなりますと、私の例のように「クビ」を言い渡されることになってしまいます。 そこで今回の記事では、「産業医をクビにならないための3つのポイント」について書いてみたいと思います。 報告・連絡を欠かさない 産業医は、ともすれば「あの先生は何をしているか分からない」「あの先生がいる意味ってなに?」と思われてしまう可能性があります。ですので、特に人事労務担当者などにはこまめに「報告・連絡・相談」をした方が、「なるほど、こういうことをやってるのね」と思ってもらえると思います。 たとえばですが、社員さんとの面談後には、
産業医にこれからなろうという方で、「私は○○科なんですけど、産業医になって大丈夫ですかね?」「精神科領域は初期研修でローテしたぐらいなんですが、やっていけるんでしょうか?」と心配になられる方もおられます。 私が相談されたとしたら、「私も元内科医で、精神科領域は初期研修で2ヶ月ローテしただけです。それでもなんとか社員さんたちの面談や高ストレス者面談も対応できてます」「元外科医や元眼科医で、産業医を長年やられているドクターを知っています。産業医という仕事に興味や熱意さえ持っていれば大丈夫だと思いますよ」といったことを申し上げると思います。 以前、「元内科医と元精神科医、産業医に向いているのはどっち?」といった記事を書いたことがあります。 私は、内科医から産業医になった口ですが、その一方で精神科医から産業医に、という経緯をたどってこられた先生も結構多いようです。 最近では、「パワハラ問題」「過重
医師という仕事をしていて、「うわ、失敗してしまった」という体験や、「これは大変だぞ」ということを経験していない人はあまりいないのではないでしょうか。 こうした質問をする意図としては、「大きな失敗や困難に直面した時の対応を知りたい」ということだと思います。失敗や困難に直面し、「挫折してしまった」…では話にならないわけで、「どう対応したのか、どう壁を乗り越えたのか」ということを面接官は質問しているのだと思います。 さらに言えば、「失敗や困難に直面し、逃げ出してすぐに退職・転職してしまうのでは困るよ」という意味合いもあり、「難しい局面でも投げ出さず、立ち向かえる」人物かどうかを評価したいということです。 「失敗談や大変だった仕事」という質問への対策 上記のような意図、つまりは「失敗や困難にどう対応したか」を重点的に語ることがこの質問への正しい対策だと思います。 構成としては、 ・失敗談や大変だっ
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