某医師掲示板に、ある企業の嘱託産業医を務めていたという方の投稿が行われていました。 掻い摘んでその内容をお伝えすると、大手企業の支社を長年務めていたが、建屋の喫煙室を「廃止・撤去」するよう強く求めたところ、「解約したい」という申し出があったとのことです。 「タバコの害を認めない」「喫煙を励行しているかのようだ」とこの産業医は主張していますが、私としましては、少々疑問に思うところがありましたので、今回、この件について私見を書いてみたいと思います。 「喫煙室を廃止・撤去」=社員の健康増進に繋がるのか? 私を含め、非喫煙者としては別に喫煙室がなくなろうと困りませんが、喫煙者にとってはそうはいきません。もし喫煙室がなくなった場合、恐らくこうした喫煙者は「禁煙をしよう」という思考ではなく、「どこか吸える場所はないか」と考えるのではないでしょうか。 施設内のどこか隠れた場所、もしくは施設から少し離れた
私は「専攻医」という制度が確立する以前に「後期研修医」として、内科のある科で研修を行っていました。 初期研修とはやはり異なり、業務量も格段に増え、深夜呼び出しや当直回数、オンコールなどの業務もあって、自分としてはいっぱいいっぱいになっていたと思います。もちろん、もっと働いていた同僚もいましたが、私にとってはかなり辛い思いをして仕事を続けていたと思われます。 イライラすることも増え、不眠症状もみられていました。こうした中で医長との人間関係もこじれてしまった結果、私は臨床医をやめたわけですが、そこに至るまでの葛藤は大きかったです。 そもそも、いきなり産業医をやろうと思ったわけではありませんでした。まずは「もう急性期の病院はイヤだ」と思い、慢性期の病院へと転職しようとしました。「リクルートドクターズキャリア[PR]」さんの紹介で内定をいただきましたが、医長に退職の意向を伝えるも、「専門医資格も取
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く