認定産業医の資格はあっても、それを活かさないというのは非常にもったいないと思います。かといって、企業の嘱託産業医として勤務するにも求人数は少なく、なかなか活かす術がない、というのが実際であると思われます。 せっかく講義に出席し、資格を得てさらには更新し続けている…時間も、時にはお金もかけているのですから、なんとか稼ぐ方法はないものでしょうか。そこで提案ですが、「老人保健施設(老健)バイト+老健施設での嘱託産業医」といった求人を探してみてはいかがでしょうか。 以前は施設所長が産業医を兼務することも可能でしたが、2017年4月に労働安全衛生法に基づく省令が改正された結果、「院長が産業医も兼ねる」ということができなくなりました。というのも、院長が産業医を行っておりますと、「労働者の健康管理と事業経営上の利益が一致しない場合も想定されるため」であり、それは認められないということになったわけです。