大久保ニューのマンガを久しぶりに読む。というか、待っていた。2000年代初頭に『薔薇色のみっちゃん』や『ニュー・ワールド』を読んで「もっと読みたい!」と思いながら、店頭でなかなか出会えず、正直なところ、次第に忘れて行ってしまったのだ。 本作は、元ネタがあってそれをマンガ化したもの。 「プロ彼女」というのは、本作第1話によれば、「財力と権力を持った男性だけを狙う」女性集団のメンバーのことで、「狙う」とは「結婚する」という意味である。主人公・メイの述懐の体裁をとっていて、メイは15歳の売れないアイドルだった。 展望の見えない下っ端アイドルグループの行く末に絶望を感じていたメイが同じグループのコにTVプロデューサーや芸能人が参加する「ヤリコン」(乱行パーティー)に誘われたこと、そして、ふとしたことで女優が主催する「金持ちと結婚する会」(のようなもの)に参加したことをきっかけにして、有名俳優、スポ