ここ数年でダイソンを抜き去り、米国掃除機マーケットにおいてシェアトップを獲得した注目のブランド「Shark(シャーク)」。昨年夏、満を持して日本に上陸した勢いそのまま、数々の製品を矢継ぎ早にリリースしTVCMでも注目を集めた。同社が展開する、日本市場を徹底的に研究した戦略とは? 日本法人であるSharkNinja(シャークニンジャ)社長、ゴードン・トム氏に話を聞いた。 元ダイソン社長、日本市場は「世帯数」に注目 2018年7月、コードレス掃除機やスチームモップなどを扱う北米有数の家庭用フロアケアブランド「Shark(シャーク)」が日本に上陸した。米国ではダイソンより売れている、掃除機シェアNo.1のブランドだ。 近年の海外家電メーカーの日本市場参入を振り返ると、「日本人の性質をいかに綿密にとらえられたかどうか」が、顕著に結果として表れている。その点、シャークニンジャ日本法人の社長に就任した