「博士が100人いるむら」というシニカルなネタが某電子掲示板で流行ったことがある。博士のうちまともに就職できるのが5割で、ポスドクといわれるパートタイマーが2割、そして2割が無職もしくは行方不明・死亡というのが現状らしい。ネタかと思いきや、文科省の統計を見ると結構マジなので、博士に進学し研究職を目指す者としてはかなり焦る。 http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/08010901/004.htm オーバードクターがどうのこうのという理由が実しやかに囁かれ、行政は博士卒のポストを増やすために躍起だが、企業から見ると「博士は歳食って高給取るだけで使えねぇ」という状況が変わらない限り、結局はホームレス支援と同じで根本的解決にならない。もちろん企業がそう考えるのは、実際に博士が使えないからであって、僕自身も実際「ああこの人優秀だけど企業じゃ使えねーって言われ