『あせびと空世界の冒険者』は、『月刊COMICリュウ』の投票型新人発掘企画『登龍門3』で見事1位を獲得した作品で、筆者の梅木泰祐氏にとって初めての商業誌連載です。空飛ぶ陸と古代文明と聞くと思わず「バルス!」と言いたくなりますが、空から女の子は落ちてきません。素材は似ていますが、まったく異なる形で料理された、しかし同じく正統派の冒険譚です。 この作品中の「大空の世界」では、人々は空に浮かぶ陸に暮らしています。とはいえ、『天空の城ラピュタ』や『ONE PIECE』の空島のように巨大な陸地が単独で空に浮かんでいるわけではなく、陸は無数に浮かんでいます。人々はそのあいだを、飛行船で行き来しています。ただ、空には「竜魚」という巨獣が生息しており、飛行船や陸をも襲ってきます。人類の行動範囲は竜魚の存在によって制限されており、その版図は古代文明全盛期の10分の1にも満たないと言われています。竜魚から人々
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