“バッチャ・バジ”は、10代の少年が男たちの前で踊るというアフガニスタンに古くから伝わる伝統文化。宴席に呼ばれた少年はきらびやかな衣装を身につけ、軽やかにステップを踏み、男たちをあおるようにターンを繰り返す。しかし少年たちの仕事は踊るだけにとどまらない。男たちと一晩をともに過ごすことを強いられることもあるのだ。 タリバン政権下では固く禁じられていた因習が今、アフガニスタンで復活している。番組ではダンシング・ボーイを仕込み、宴席に送り込んでいる男に密着する。男の名前はダスタガー。暇さえあれば街中を巡り、少年たちに鋭い視線を送る。ダンシング・ボーイとして素養がある子どもを探すためだ。容姿はもちろん、軽やかな身のこなしが条件だ。目を引く子どもがいれば親と交渉。了解が得られれば金を払い引き取り、踊りを教え込む。 権勢を誇る有力者にとって、ダンシング・ボーイを“所有”することはステータスの一部だ。北
今年9月、ニューヨークで、同性愛者であることを、ルームメイトにインターネット上で、暴露された学生が、これを苦に自殺。全米を揺るがす騒動になっている。同性愛者であることに悩む子どもたちの70%近くが、同級生や教師から「いじめ」を受けている。そのことが原因で学校に行かなくなる子は後を絶たない。そんな中、「同性愛者の為の公立高校」が2003年にニューヨークで開校した。学校が生まれた背景は、厳然と存在する「差別」という闇。 「"違い"とはリスペクトされるものであり、あらゆる生徒には安全な教育と"ホーム"と呼べる場所があるべきだ」と言う理念を掲げ、行き場を失った子どもたちを守るシェルターとしてスタートした。それから7年、ニューヨークの一般の公立高校や私立高校にも、同性愛の子どもたちをケアするための方策が漸く始まった。GSAクラブと呼ばれるサークルを学校内に作り、同性愛者である事に悩む子が、如何に自然
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