ブックマーク / ides.hatenablog.com (6)

  • 大学で留年・休学した学生は自殺しやすい - 井出草平の研究ノート

    内田千代子 「大学における休・退学、留年学生に関する調査(第29報) 」 全国大学メンタルヘルス研究会報告書 30 pp.70〜85 2008年度 http://ci.nii.ac.jp/naid/40016583727 2002〜と表記されているところが留年・休学を経験した学生にあたる。 2006年度の集計なので、入学年2006年の学生は1年生である。4年制の大学を調べているので、通常は2003年が4年生になる。2002年以前に入学しているということは、大学のどこかの時点で休学しているか留年をしていることになる。 入学年別自殺者数 2006年度 入学年度 2006年 2005年 2004年 2003年 〜2002年 06-03年平均 学年(参考) (1年) (2年) (3年) (4年) (留年・休学) 自殺者 9.06人 5.67人 6.71人 18.22人 104.04人 9.92人

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    SCR 2010/01/28
  • 難治性うつ病への治療法 - 井出草平の研究ノート

    イギリスでの投薬ガイドラインモーズレイの最新版(10版)での指針。オーソドックスな方法で治らない、難治性うつ病への治療法の提案の箇所を翻訳した。日語で出ている2001年度版(asin:4791104528)にも該当ページがあるが、かなり顔ぶれが変わっている。抗精神病薬が第3選択から第1選択へ移動していることと、第3選択の治療法がかなり追加されオプションの幅が広がっていることが主な変更点である。 The Maudsley Prescribing Guidelines, Tenth Edition 作者: David Taylor,Carol Paton,Shitij Kapur出版社/メーカー: CRC Press発売日: 2009/10/30メディア: ペーパーバック クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る 第1選択 文献で一般的に支持されており、広く使われている治療 日

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    SCR 2009/12/05
  • WMH日本調査におけるひきこもりの疫学調査 - 井出草平の研究ノート

    WHOの世界精神保健(WMH)の一環として行われたひきこもりの疫学調査。 小山明日香,三宅由子ほか「地域疫学調査による「ひきこもり」の実態と精神医学的診断について−平成14年度〜平成17年度のまとめ−」 『平成18年度厚生労働科学研究費補助金(こころの健康科学研究事業)こころの健康についての疫学調査に関する研究研究協力報告書』 ひきこもりを抱える世帯は、全国で約26万世帯(95%信頼区間15万〜36万)。これが3回目の疫学調査になる。1回目は41万人(点推定)、2回目は32万人(点推定)であった。手法や対象が異なっているので単純には比較はできない。また、前の調査より点推定値が減ったからと言って、ひきこもりが減ったと判断すべきでもない。 以下は要旨。 研究要旨:研究では、平成14年度から平成17年度にかけてのWMH日調査と合同で行った「ひきこもり」経験についての面接調査の結果を検討した。

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  • AD/HD自体は問題ではなく、AD/HDに併存する反抗挑戦性障害が問題なのである - 井出草平の研究ノート

    AD/HDは他人へ迷惑をかけることはあまりない。人が困るということはあっても、回りが迷惑だということは稀かもしれない。そういう意味では、AD/HDは問題なのではなく、AD/HDに並存する反抗挑戦性障害(ODD)が問題なのだという見方はできるだろう。 原仁,2005 「思春期の行動の問題:Asperger症候群とADHD」 『小児科診療』 68(6) (803) pp.1087〜1092 ADHDの問題はODDの症状 ADHDの診断基準を精読するとわかるが,ADHDの症状は周囲への迷惑にはなるけれども,危害にまでは及ばない場合がほとんどである.たとえば,勝手にしゃべってうるさいかもしれないが,それを注意して言い争いになっていつも喧嘩になる訳ではない.勝手に動き回って危険であるが,ケガをするのは人であるなど.ADHDのある子どもでも,一定の距離を取って上手に付き合えば,決して嫌になる訳では

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    SCR 2009/08/22
  • 豊田市での広汎性発達障害の疫学調査 - 井出草平の研究ノート

    豊田市で行われた広汎性発達障害の発生率の調査。広汎性発達障害の発生率は1.81%。 この数字はイギリス・サウステムズで行われたBaird et al.(2006)の有病率1.161%よりも大きな値である。しかも後述するように、広汎性発達障害全体ではなく、ほぼ自閉性障害(自閉症)だけでこの値を出していることである。この論文は以前にエントリした河村雄一ほか「豊田市における自閉性障害の発生率」という学会発表を論文にまとめたものである。 Yuichi Kawamura, Osamu Takahashi, Takashi Ishii,2008 Reevaluating the incidence of pervasive developmental disorders: Impact of elevated rates of detection through implementation of a

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  • 中垣内正和「ひきこもり外来からの報告2007」 - 井出草平の研究ノート

    中垣内正和「ひきこもり外来からの報告2007」 http://www.geocities.jp/dr_nakagaito/ 中垣内正和先生にコメントをいただいた*1。「ひきこもり外来からの報告2007」を示していただいいたが、その資料はいわゆる「ひきこもり」の治療のエビデンスとして使うには3つの点で難しいように感じられた。各診断名ごとのデータを公開があれば、再集計と検定が可能なので、データの公開があればと思う。 ●統合失調症が「ひきこもり」としてカウントされている 対象は85人。以下のような診断名が付けられている。 社会不安障害……26% うつ……20% 社会不安障害+うつ……6% アスペルガー障害……2% 知的障害……2% 統合失調症……5% 人格障害……13% 摂障害……9% アパシー……7% 強迫性障害……9% アパシーが診断名かどうかはさておき、発達障害であるアスペルガー障害、統

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    SCR 2008/03/26
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