バンクーバー国際空港に到着し、報道陣の質問に笑顔で答える安藤美姫=カナダ・リッチモンドで2010年2月14日午後11時11分、乗峯滋人撮影 フィギュアスケート女子代表の安藤美姫(トヨタ自動車)が14日(日本時間15日)、調整先の米国からトロント経由でバンクーバー入り。「支えてくれている人や日本で応援してくださっている方の気持ちも一緒に演技に乗せたい」と、本番に向け意気込みを語った。 安藤は1月から米コネティカット州シムズベリーを拠点に練習を重ねており、現地では「靴を変えたので靴慣らしと、音楽に合わせてジャンプを跳ぶ練習を繰り返してきた」。また、演技内容やプログラムも少し変更を加え、衣装も新調したという。 この日は到着便が約3時間遅れたこともあり少し疲れた様子だったが、「寒かったので練習場の近くの日焼けサロンに通った」という健康的な表情。「先週は体調はよかったですし、靴擦れはあるんですけど大
2010年1月17日 銀メダルを手にした安藤美姫は笑っていた。昨年12月のGPファイナル(東京)で、世界女王の金妍児(韓国)に次ぐ2位となり、国内では一番乗りでバンクーバー五輪代表を決めた。最終選考会の全日本選手権で6位と低迷して落選を覚悟しながら、それまでの実績で滑り込んだ4年前とは違う、余裕のある代表入り。「成長したご褒美かな」と、素直に喜んだ。 18歳で出場したトリノ五輪は、女子で唯一の4回転ジャンパーとして日本中の期待を一身に集めた。「毎日、リンクでテレビカメラが回っていたり、家の前の公園にまで報道関係の方がいたこともあった。プレッシャーだったと思う。でも、五輪が終わったら『はやりが終わった』みたいな感じで離れていった」。多感な高校生は周囲の過熱ぶりに戸惑い、振り回された。 昨年12月、GPファイナル女子フリーで2位となった安藤美姫 今回は、それほどの重圧は感じていない。五輪シーズ
ミキティこと安藤美姫がフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルで2位に入り、来年2月のバンクーバー五輪代表に決定した。 安藤は、18歳で出場したトリノ五輪で15位と惨敗。女子の公式戦では安藤しか成功していない大技4回転ジャンプへの期待が高かったが、結局、その重圧に押しつぶされた格好となった。 あれから3年。21歳となった安藤は大きく成長した。2007年には世界選手権で初優勝し、自信を取り戻した。何よりも表現力が増し、身長162センチ、体重50キロのスレンダーボディーを生かした妖艶(ようえん)な大人の演技で観客を魅了する。テレビ朝日系で放映されたGPファイナルの中継の視聴率は、5日のフリーで実に21・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークした。 4日のショートプログラム(SP)は首位。フリーではヘビをあしらった新衣装に王冠の頭飾りをつけ、クレオパトラを演じた。ライバルの金妍児に
グランプリ(GP)ファイナルとは思えないほど面白い試合だった――などと言ったらおかしいだろうか? しかしシーズン前半の山場であるはずのGPファイナル、実は例年、海外勢を中心に、それほど試合として重視しない選手、小手調べ的な一戦と位置付ける選手が多いことも確か。男女シングルとも、これほど本気で全力の戦いがファイナルの時点で見られるとは、やはり五輪シーズンならではだろう。 女子シングルはキム・ヨナ(韓国)が優勝、その差3点弱という接戦の末、安藤美姫(トヨタ自動車)が2位。シリーズ6戦を2連勝で勝ち上がってきた者同士がぶつかり合う、見ごたえのある一戦となった。最終的な軍配はキム・ヨナに上がったものの、エリック・ボンパール杯、そしてスケートアメリカのショートプログラム(SP)で圧倒的な強さを見せ、五輪の金メダリスト候補ナンバーワンと見られていたキムにここまで迫った安藤の方に、今回はより収穫があった
演技点高評価!ミキティ バンクーバー五輪内定! フィギュアスケートのGPファイナル最終日は5日、東京・国立代々木競技場で男女フリーが行われ、SP首位の安藤美姫(21=トヨタ自動車)はフリー2位の119・74点で合計185・94点。188・86点のキム・ヨナ(19=韓国)に逆転されて2位に終わったが、日本人最上位メダリストとなり、10年バンクーバー五輪代表に内定した。SP5位の鈴木明子(24=邦和スポーツランド)は3位に入った。男子ではSP3位だった織田信成(22=関大)がフリー3位の155・71点をマークして合計243・36点の2位。SP首位だった高橋大輔(23=関大大学院)を逆転して、初の五輪代表を決めた。 降り注ぐ大歓声の中で、安藤は天を仰いだ。フリーでキム・ヨナに逆転されて2位に終わったが、鈴木を抑えてバンクーバー五輪代表に内定。「本当にうれしく思う。この4年間頑張って成長したご褒美
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