店頭で素早くもちをつく「高速もちつき」パフォーマンスで知られる奈良市橋本町の和菓子店「中谷堂」の中谷充男社長(48)が31日から2日間、東日本大震災の被災地、宮城県多賀城市の避難所で出張もちつきを披露する。同店名物のよもぎもち約千個を振るまう予定で、中谷社長は「被災地の方々に元気を届けたい」と意気込んでいる。 同店の高速もちつきは、従業員が威勢のいい掛け声とともに、まるで早送りのように素早くもちをついていく様子が人気を呼び、店先に人だかりができるほど。テレビCMでも取り上げられ、情報番組でもたびたび登場している。 中谷社長が地域振興のために地元商店主ら15人と立ち上げたNPO法人「オペレーションスマイル」で被災地を励ますアイデアを検討したところ、会員から同店の出張パフォーマンスを提案されたという。 奈良市と多賀城市は友好都市提携している。もちつきは、31日が市文化センター(同市中央)、来月