沖縄投入予算 0.6% 復帰後・国総額比 沖大・宮田氏試算 人口比に満たず 多額で優遇「事実なし」 経済 2010年12月6日 09時54分(23分前に更新) 沖縄が本土に復帰した1972年度から2010年度までの39年間に国から投入された沖縄振興事業費を含む沖縄関係予算は総額15兆8千億円で、同期間の国の一般会計歳出総額2469兆9千億円の0・6%にとどまることが分かった。米軍基地関係費用を除くと10兆8千億円となり、国予算総額比では0・4%とさらに低い。 元沖縄総合事務局調整官で沖縄大学地域研究所特別研究員の宮田裕氏が、財務省のデータなどを基に分析した。1972~2009年度までは補正後ベース、10年度は当初予算で試算している。 基地関係費用を除く沖縄関係予算の国予算総額に占める割合(0・4%)は、地方交付税の算定対象にもなる土地面積(全国比0・6%)や人口(同1%)を下回る。宮田氏は