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ブックマーク / www.axis-cafe.net (39)

  • 確信的誤読犯対応(2・完) - おおやにき

    実はしかし、法華狼氏が自己評価を(さらに)こじらせたかなあと思う点が一つあり、それは氏自身が(今回の)私に対する言及の前提として参照している別のエントリにある。 まず私自身の主観的証言を述べる(読めばわかるように「見ていない」という趣旨なので証拠により裏付けることはできない)。年8月中旬に法華狼氏は複数回私のtweetを踏まえてエントリを書き、ある意味非常に誠実だと認めるところであるが、はてなIDコールを通じてmentionを飛ばしてこられた。まあしかし正直に言うとその内容とかレベルはごく低いもので、以前にblogでやりとりした際の印象からもまともな対話にはならないと思ったのでごくダメな点のみを適当に指摘し、途中からは見るのも止めてしまった。なので上掲8月18日付のエントリも読んでおらず、昨日初めて目を通した。 というわけで「馬鹿らしいから相手しなかった」が私の音であるところ、あるいは

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    SUM 2014/11/05
    このエントリは誰に向けて書いてるかよくわからないのだが、未だにほけ氏が「帰責可能性において 就職>出生」にどう反論できてるのかは理解できない
  • 確信的誤読犯対応(1) - おおやにき

    忙しいんだけどなあと思いつつ、こういう「核心的誤読犯」をこれ以上放置してつけあがらせるのもなあと思うので多少書く。また法華狼氏からの言及だが、まずこちらから。北星学園大学の件について私が以下のように述べた点について、さらに下のように評している。 まあしかし前にも書きましたが大学人ではないわけでコストは誰が払うねんという話にはなるでしょうし、脅迫に屈しないというのは言論で闘うことが前提ですがご人がそういう対応もしていないようなので、堪忍袋にも限度があるかとは。 RT @zetuboutouin: 正直、五十歩百歩です。 — Takehiro OHYA (@takehiroohya) 2014, 11月 1 というか先方がコスト問題を正面に出してくれたのだから元記者としての立場に連帯したいじゃーなりすとの方々が浄罪を拠出してお支えになればいいんじゃないですかねえ。「カリキュラム変更で担当コマ

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    SUM 2014/11/04
    警備を理由と公表してるししてなくても脅迫の影響が想定される案件で「そもそも雇い止めの自由があるのに屈することにならない」ロジックを引き合いに出すのがまだわからん
  • 体罰と暴力 - おおやにき

    大阪市立桜宮高校の男子生徒が自殺した事件以来、体罰をめぐる議論がかまびすしいようである。「義家政務官「体罰ではなく暴力だ」 自殺の事実解明指示」(asahi.com)などという報道もあり、これに対して「体罰は暴力に決まっているだろう」と反発している人々も見受けられ、一方では前者が必然的に有形力の行使を伴う以上その通りなのだが、「死刑によって殺人は減る」と主張している人に対して(いやその当否はともかくな)「死刑は国家による殺人にほかならない」と言うようなもんやな、とも思う。法による統制を受けていることによって死刑が単なる殺人とは区別されている(ことになっている)のと同様に、体罰も統制されていない暴力とは違うよねという立場もあるだろう(再び、その当否はともかくとしてだ)。要するに出だしの定義問題から混乱しているので、互いにわら人形を叩いている部分がある。 管見の限りではあるが、よほど極端な人を

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    SUM 2013/01/22
    単にこの辺を整理して会話するというのは例えばtwitterとかでは絶望的なのは今にはじまったことではなくいやブログでもだけどとかなんとかかんとか
  • 批判的民主政と選挙 - おおやにき

    というわけで総選挙が終わり、自公連立で衆院の安定多数確保という状況に相成った。民主党としては参院の比較第一党であることを生かして活動していく方針らしいが、まあ率直に言って一釣りされる議員の値段を上げるだけ、という気もする。 投票前日、土曜日の夕方にたまたま秋葉原の駅頭を通りがかった(定宿が浅草橋にあるのである)。えらいこと騒がしいので何かと思えば自民党候補の選挙演説であり、安倍総裁や麻生元総理も来るというので写真のような大混雑、そこここで日章旗がはためくという状況になっていた。 でまあ、やはりこの状況を見た人の中にはこの世の終わりだというか、あんな保守反動政党が熱狂的な支持を集めている状況が恐ろしいと言っている人がいるようなのだが、自民党の政策自体に対する評価はさておき、そうひどいことになるまいとも思う。あの人たち、数年後には別の旗振ってるよ。 というのは別にその人たちや自民党を馬鹿にし

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    SUM 2012/12/21
    安倍政権について勝手な期待(どちら方向にせよ)してもどうなるかわからんよねとは勿論思うけれど、下劣と言っていいレベルの排外主義の加速に関わったという負の事実は大なり小なりあると思うのがね
  • 憲法使いの弟子 - おおやにき

    「だまれ俺は芦部信喜教授の孫弟子の同期だぞ」ってのはどうか(挨拶)。憲法問題だから「ノモス主権論尾高朝雄教授四世の孫弟子」の方がいいかな。しかしその、尾高宮澤論争以来の敵対派閥(笑)だからというのではないが、天賦人権説というのもそうスジのいい議論ではないので切り札的にそれは天賦人権説否定ですねドヤアみたいなのもどうかと思ってちょっと書く。 というのは自民党の憲法改正案にまつわる問題で、それを進めている人々がtwitterでうかつなことを言っているのに対して怒っている人々がいるという話であり、いや個人的にも先般提案された改正案はろくでもないものになっていると思っているわけではあるがおそらく私が問題にしている箇所は人々が怒っているのとは違うし、いま問題にされているような論じ方が利口だとも思えない。というので少し書いて放っておいたら政治のほうが動き出したりしてどうしたものかと思っているわけだが、

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    SUM 2012/12/21
  • 続・英語。 - おおやにき

    よかった......英語で講義させられるドイツ文学者はいなかったんだね(挨拶)。というわけで前エントリにいただいたコメントが正しければ使用する教材などについて徐々に英語のウェイトを増やしましょうという話で、なにも恐ろしいことはない。読売報道とはまったく違う話になっておりなんだよまた読売かよと言いたい気もするが、意図的に誤情報をリークして何かを企んでいる人とかがいたらいやだなあ。 ところで件報道を論じるお前の英語講義はどうなのかという疑問をいただいているようでもあるところ、折角なので多少紹介するが残念なことに今回報道されたような試みにあまり役立つようなものではなく、何故かというに対象はほとんどが日語のできない留学生だからである。 以前から名古屋大学の大学院法学研究科には英語による教育(以下これを「英語教育」と略記するが、英語で教えているのであって英語を教えているのではない)のみで学位取得

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    SUM 2012/11/28
  • 終わった。 - おおやにき

    何が終わったかというと首都大学東京での非常勤であります。担当教員のひとのサバティカルに伴なう代打ちですが、まあ当然と言えば当然ながら毎週通っている余裕はないので集中講義。問題はその、4単位科目なので30コマの授業予定を組む必要があったのですが同大学の定める集中講義期間のうち私の予定が空いている日というのがすでに6日間しかなくあのつまり1日5コマ×6日間開講ですかそれは。 というわけで9月10・11日、18日〜21日の1限〜5限に開講というもはや授業なのか拷問なのかわからない日程になりました。しかも学部講義で履修登録者が150人を超えているという状況なので演習にするわけにもいかず、すべて講義であります。あのね聞いてる学生さんも大変だと思うけど私の方には休む自由も寝る余裕もないわけであってですね。 とにかくまあそれでも29コマ分の講義を終えて最終時限の筆記試験まで終わらせまして一安心というとこ

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    SUM 2012/09/27
    「あのね聞いてる学生さんも大変だと思うけど私の方には休む自由も寝る余裕もないわけであってですね」
  • 何が起きているのか - おおやにき

    とりあえず通常国会については野田総理に対する問責決議が参議院で可決されどうにもならなくなって閉会という展開になったわけである。それに伴って自動的に廃案となってしまった案件のうち衆議院の選挙制度改革についてはSynodos Journalに見解を明らかにしたところであってまあ世界中から笑いものになるような制度案なので流れてよかったよなと(合憲的に総選挙を行なうことが当面非常に難しくなってしまったという副作用があるわけではあるが)思うところ。この忙しいのに原稿用紙20枚を超えるものを書く破目になったわけで、まあ馬鹿には馬鹿と言わないと気が済まないという私の性癖が悪いわけではあるが、民主党の政治家に対する私の評価がさらに一段下落してもやむを得ないというべきであろう。まだ下がる余地があったのかと聞く人がいるかもしれないが世のなか下には下がいるのであって、少なくとも私は野田総理が今のところ民主党政権

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    SUM 2012/09/27
    「この状況で我々に社会貢献とか先進的な取り組みとか、期待しないようにね」あはは…
  • 公人・おまけ - おおやにき

    さて片山氏については、国会議員として問題を感じれば制度改革に取り組むのが筋であって個人攻撃などをするべきでないという批判もあるようである。ええと、無茶言うな。 どういうことかというと、行政職(大臣とか政務官とか)を兼ねていない・普通の国会議員が単独で行使できる権限というのはごく限られている。公的な位置付け、あるいは卑近な話としては報酬の面においては一般職の公務員より上位に置かれているが、現実にどれだけの決定権があるかはそれとは別の問題なのだ。 たとえばの話、各省の事務次官であればその省の職掌に属する問題のほとんどに対して事実上の決定権を持っているし、形式上は大臣の権限とされていてもその処理があらかじめ委任されており、自分のハンコで決められることが非常に多い。もちろんこの委任関係はさらに下にも広がっているのであって、出先機関の課長クラスでも自分のハンコで決まることがそれなりにあるように見え

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    SUM 2012/06/13
    (与党ではない)とはいえ、自民党の方向と切り離された片山一議員の行動という位置づけはどうかと思う(から、その点やはり彼女のみに責という論は…)
  • 閉鎖中 - おおやにき

    やはり今年もゴールデンウィークはなく、というか昨年度に獲得した大型経費の執行と今年度の応募の両方を同時期に同一人物にやらせるのはどうなんだと思ったのだが出勤して打ち合わせと会議の3件連続を処理したら夜とかいう生活を続けていてますます自分が何なのかわからない。そういう次第で原稿面の不義理を続けているので閉鎖モードに入ってはいるのだが、余計なことの説明をちょっと一つしておきたいと思ったので、書く。 まず前提を書くと、私は国立大学法人N大学に所属する教員であり、法人化の際に(公務員法上の)国家公務員の地位は失っている。保険・年金が相変わらず文部科学省共済だったり、刑法上は公務員であったりして中途半端ではあるのだが、少なくとも「国家公務員かくあるべし」という理念なり規定なりが直接に適用される対象ではない。ないはずなのに給料を減らせとかわけのわからない「要請」が東京から来たりしてどっちなのかはっきり

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    SUM 2012/06/01
    セキュリティ・プライバシー法は彼の専門に大いに関係ある(解釈の正しさは別にして)が図書館のあり方論とそれを比して大差があってそこに線はあると感じはする。起訴猶予かどうかが専門にどうかかわるか知らんけど
  • ダウンロード犯罪化の経過について - おおやにき

    著作権法を改正して音楽・動画の違法ダウンロードに刑事罰を導入しようという案件について。すでに2010年から違法行為との位置付けはされていたが、その際には見送られた犯罪化をしようという動きがあり、4月13日の自民党文部科学部会で改正案が了承され(山一太議員のブログ)、政府・民主党も「著作権者の許諾なしにインターネットのサイトから音楽や動画を違法ダウンロードする行為に罰則を科す方針を固めた」との報道である(47news)。 ここで書きたいのはこれがどういう経過を示しているのかということで、というのは「しかも今回、途中までは議員立法でやるという話だったものが、突然どさくさにまぎれて閣法に盛り込まれた。立法プロセスとしても相当タチ悪いよこれ。関係者呼んでヒアリングさせて「十分議論して進めますので」と宣言してから1カ月も経ってないのにこんな手段で通そうとする。ふざけんなよって話。」(twitter

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    SUM 2012/05/08
  • 暴力とナショナリズム - おおやにき

    というわけで帰国早々ですが小さいシンポジウムでパネリストやってきました。「徹底討論 「暴力とナショナリズム──国家・暴力・自由」第2回」(ばいぶん社)ということで、パネルは宮崎学氏・萱野稔人氏と私であります。いや自分でもわりと酔狂な人生を送っているような気はするわけですが、お仕事の依頼は基的に断らない方針にしているのです。 内容的にはいろいろなことをお話ししたのですが、特に刑事政策に関する対抗関係の不在と、自己決定・自己責任という論理抜きに・当事者以外の立場からの感情的な介入が増えていることを指摘しました。後者への危機感というのはパネリストに共通するものだったのではないでしょうかな。基的な構図としても、国家に支配への欲望があってそれに迎合してしまう市民がいるというものよりは、むしろ市民の側に安全・安心確保への強い欲望があって、むしろ国家が自己の利害を超えてそれに引きずり回されている側面

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    SUM 2012/04/07
    「当事者以外の立場からの感情的な介入が増えている」
  • 背景 - おおやにき

    よく読むと結構事実関係は正確に書かれているのだが、 容疑者は韓国系。 事件の起きたOikos University(公式ウェブサイト)は2004年設立とのことだが、全国規模・地域規模いずれの認証機関からもアクレディテーションを受けていない(なのでウェブサイトが.eduではなく.orgになっている)。学生数は100名以下。 学位課程としてはCalifornia Bureau of Private Postsecondary Education (カリフォルニア州私立高等教育局)から認証されており、看護課程についてはBoard of Vocational Nursing and Psychiatric Technicians (カリフォルニア州職業看護・精神医学技術者委員会)の認証を受けている。逆に言うと、州を超えたレベルでは認証されていない。 理事長はYoungkyo Choi氏、学長はJo

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    SUM 2012/04/07
  • 自動販売機 - おおやにき

    ところで私は留学生教育において「日に自動販売機が多いのはなぜか」という問題をよく使う。テーマとの関係で想定している回答は「治安が良いから」というものであり、別回答として「労働者の賃金が高いから」というものもあるのだが、第三の回答の可能性について体験してきたのでそのことについて書く。 上はロンドン大学の某建物に設置されている飲み物の自動販売機で、商品を選ぶとアルミのパックに自動的に内容が充填されて出てくるという仕組になっている。できあがりは下写真のようになり、飲み終わればくるくると丸めて捨てられるようになって便利である。どの商品が売り切れなのかわかりにくいとか、「返却」ボタンが機能しないので一旦コインを入れたが最後何か買わないといけなくなるとか(それで写真にあるような甘々のフルーツジュースを飲む破目に陥ったのだが)、いちいちボトルに充填するので結構な時間がかかるとか、最後にそれなりの高さか

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    SUM 2012/03/13
    他のいくつかの国でも自販機の信頼性(?)が日本より明らかに低いという体感の話題を見かけることはあるなぁ…
  • 続・あるべき姿とその実現(後) - おおやにき

    どこに泊まっているかと聞かれてパディントンと答えたら「結構離れてないか?」と聞かれ、前回はどうだったかと聞かれたので答えたら「なんでそんなroughなところに」と呆れられました。みんなビンボが悪いんや(挨拶)。あ〜でもそうかextremely rough areaなのか。昨年8月の暴動でも燃えてたし、なんか変だとは思ったんだよな。念のために言うと私自身が身の危険を感じたことはまったくなく、皆さん親切な方ばかりでしたが、まあそのあたりはイギリス社会内部でええとこにおられる方とのんきな東洋人との違いかもしれん。 さて前回の続き。こういう観点から見たとき、特に福祉関係のものごとに時折覚える違和感というのがあるところ、竹端氏の議論にも共通のものが感じ取られた、というのは「感情論」に対置して「現在でも暮らしに多大な制約を受けている人が現に存在している」ことを現実と考えておられるところである。しかし「

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    SUM 2012/03/02
    感情論メソッドも現実を動かすことがあるからなぁ。まぁ感情論戦略問題があるからといって竹端寛氏の立案責任はゼロにはなるまい。これは竹端寛氏という立場だから無制限に「代案なければ批判するな」というわけでは
  • 不適切な出題 - おおやにき

    右か左かではなく上か下かが重要だという話をしばしば学生にしているのだが、つまり政治的その他の志向preferenceと議論のレベルの高低は別の問題である。読んで学ぶならいずれにせよレベルの高いものにするべきで、というのは結論を肯定するにせよ否定するにせよ論旨の展開を批判的に検討することがアカデミックな議論には(従ってその作法の訓練としての大学教育においても)必要であるところ、レベルの低い議論というのはツッコミどころだらけで話が進まないし訓練にもならないからである。 何かというとまた産経がどうしようもないということであって、早稲田大学の法学部が国歌斉唱時の起立強制は教育現場に相応しくないという趣旨の文章を入試で出題したのは不適切だという論旨で報道している(「早大入試で偏向的出題 国旗国歌「教育にふさわしくない」」MSN産経ニュース)。以下は同記事より。 問題文は「日の丸・君が代が戦前の日

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    SUM 2012/03/02
  • 自由と処分 - おおやにき

    オバマ大統領へのインタビューで「親密な外国首脳」として野田総理の名前が挙がらなかったという報道があったが、いや現総理の人格識見がどうこう言う以前にそりゃ一年一人ペースで代わってりゃ「親密」にはなりようがねえよなと思うのだがどうか(挨拶)。国家としての日との関係は外交を通じて、ということは人事に連続性のある官僚を通じて維持できるだろうけれどもさ。なお参考、「野田首相の名前出ず オバマ米大統領が挙げた信頼築いた各国首脳」(MSN 産経ニュース)。というわけで師走に忙しくしていたあいだの落ち穂拾い。 群馬大学教授の早川氏がtwitter上の発言によって大学から訓告処分を受けたという件について(参考、「群馬大教授「福島の農家はオウム信者と同じ」 訓告処分」asahi.com)。問題は大きく法的な層と「賢明さ」(prudence)の層に分けて考えるのがよく、法的な層については一般的な言論表現の自由

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    SUM 2012/01/23
    ブロックされていても発言が見えるような変更が反映されてるケースが増えてるような 瑣末だけど
  • 可哀想と気の毒(1) - おおやにき

    というわけでこの間に読んでいたのうち多少書きたいことがあるものについて。まず陳天璽『無国籍』だが、偶然ながら母国で無国籍者の救済活動に取り組んでいたという国際法専攻の留学生(とても優秀)と縁があり、そのときに聞いた実例が頭の中に引っかかっていたので、書店で見かけてすぐ買った。著者自身、中華民国籍の両親から日で出生し、その後の日中国交回復(逆に言えば中華民国との断交)によって無国籍になった人で、その立場からの経験やそこを起点とする研究の過程などが紹介されている。 まず最初に言っておくと、たしかにあまり意識されていない無国籍者の問題に焦点を当て、著者自身の事例も含めてさまざまな実例を紹介している点でこのは有益だし、非常に興味深い。叙述には非常に感情的ないし感傷的な部分も見受けられるが学術論文ではないので、率直に感情的なものを含めて実態を描写するという点ではむしろ有益かもしれない。 だが、

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    SUM 2011/11/29
  • 公務員住宅(おまけ1) - おおやにき

    なんかここ数日報道がアマンダ・ノックス事件(イタリア留学中にルームメイトの殺害容疑で逮捕・訴追され、一審で有罪となっていた女性が控訴審で(主要部分につき)無罪、釈放になった事例)で盛り上がっており、いやまあシアトルは彼女の地元なのでそうかなと思うところもあるのだが、「イタリアの司法はこんなにこんなにアメリカと違うんですよ」「まあこわい」みたいな報道が続いていてなあ君ら二週間くらい前はぜんぜん違うこと言ってなかったか(ジョージア州におけるTroy Davis死刑執行の件(Wikipedia英語版)ね)。正直イタリアの司法にもそういい印象は持っていないが(印象以上のものはないが)アメリカがどうこう言う資格があるのかねえ(挨拶)。 さて前々回の公務員住宅に関する件への反応について、多少補足する。まず元の記事の冒頭に「まあ正直最終的な賛否についてはいろいろと意見があろうなという感じなのだが「問題が

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    SUM 2011/10/17
    転勤の内示が遅すぎる件とか改善してほしいものだけど、そうならない理由が何かを見ないといけない。まぁ、そんなのお前らなんとかしろ大衆は追求するだけだとの意見もありましょうけど
  • 公務員住宅(1) - おおやにき

    念のために最初に言うと私が現在住んでいるのは民間の賃貸集合住宅ですし就職以降官舎に入っていたことはありませんので件に関する利害関係はありません(挨拶)。さて。 何かというと公務員住宅に関する件で、まあ正直最終的な賛否についてはいろいろと意見があろうなという感じなのだが「問題がある」と主張する側がダメなことをいろいろ言っているように思うので、その点だけ指摘しておこうということ(まあ仕分け人がどうこう言っている段階でその程度の水準に決まってるじゃないかという話も)。 「政令で規定されている算定方法で決められるが、民間の社宅賃料とおおむね同じ水準となっている」というのが財務省の説明だ。今回問題となった埼玉県朝霞市の宿舎であればファミリータイプの3LDKで月約4万円。東京都港区南青山にある幹部職員用官舎(94平方メートル)の場合、家賃は月6万7千円から9万2千円という。だが、民間のある不動産業者

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    SUM 2011/10/17
    「今回問題になっているような官舎に入る公務員の待遇を中小企業基準で」考える方向に世の中進んでいるのはかなり明らかなのだけど、それがみんなの望むことなんかなーほんとに