タグ

ブックマーク / ryoasai.hatenadiary.org (14)

  • ソフトウェア技術者軽視のシステム開発を続けるのはもう限界かもしれない - 達人プログラマーを目指して

    つい先日、富士通がグループで抱える3万人ものSEを再教育して、職務転換を行う計画であるというニュースを知りました。 富士通の3万人SE職務転換大作戦は成功するのか? - GoTheDistance 一つのシステムを複数の企業などが利用するクラウドサービスがこのまま普及すれば、顧客の要望を聞いて個別システムを作り込むSEは仕事がなくなり、余剰人員問題が顕在化するからだ。 クラウドの普及により、オーダーメイドでシステムをゼロから構築する必要がなくなり、そもそも顧客からの要件をまとめてシステムを設計するSEの仕事が不要になったり、基盤を構築、運用するエンジニアが不要になるということは、最近になってよく言われることであり、特に新しいことではありません。もちろん、クラウドの普及によって、これらの伝統的なSEの仕事が少なくなり、人員が余るという議論は間違いではないと思います。 ただし、一方でより質的

    ソフトウェア技術者軽視のシステム開発を続けるのはもう限界かもしれない - 達人プログラマーを目指して
    SUM
    SUM 2012/01/26
  • いまさらですが、職業Javaプログラマーなら理解しておいてほしい「継承」の意味について - 達人プログラマーを目指して

    正しく意味を理解している方にとっては、まったく常識レベルの話であり、何をいまさらと思われる方々も多いかと思いますが、大規模案件のレガシーコードなど、私が仕事で見かけるJavaのコードを読むと、「このコードを書いたSEやPGの方々は、はたして継承の意味を正しく理解していないのではないか」と思われる設計のコードに出会うことが少なからずあります。現在では改良されましたが(Javaプログラミング能力認定試験の問題がかなり改善されていました - 達人プログラマーを目指して)、以前のJavaプログラム認定試験の問題は、そうした不適切な設計がされている典型的な例となっていたのですが、実際、SI業界ではあのような品質のコードのシステムが今でも現役で多数稼動しているというだけでなく、現在でも新たに生み出されているというのは残念ながら紛れもない事実のようなのです。 確かに新人研修で「哺乳類を継承して犬クラスと

    いまさらですが、職業Javaプログラマーなら理解しておいてほしい「継承」の意味について - 達人プログラマーを目指して
    SUM
    SUM 2011/06/24
  • Javaプログラミング能力認定試験の問題がかなり改善されていました - 達人プログラマーを目指して

    以前、ブログでJavaプログラミング能力認定試験の1級のサンプルプログラムがあまりにも旧態依然とした設計でひどいという指摘をさせていただきました。 SI業界(日)のJavaプログラマーにはオブジェクト指向より忍耐力が求められている? - 達人プログラマーを目指して 実際、例題のプログラムがあまりにも理解しにくかったので、そこでは、 日のSI業界でJava PGとして仕事をするためには、オブジェクト指向的にきれいなあるべき姿でコーディングできるスキルではなく、このようにオブジェクト指向をまったく理解していない上流のSEが作成した異常な設計書に忠実にしたがってコードを書き、また、その複雑なスパゲッティコードを長期にわたってメンテナンスする根性と忍耐が最重要のスキルとして試験で試されているということなのかと私は理解しました。 と書いたのですが、冗談は抜きにして、実際、この例題のようなひどい

    Javaプログラミング能力認定試験の問題がかなり改善されていました - 達人プログラマーを目指して
    SUM
    SUM 2011/06/24
    これは朗報、と思ってWeb側の試験を見たけど相変わらずだった。しかるべき人がDisって話題にならんとどうにもならんらしい。
  • こだわりのある職人プログラマーほど、無駄なコードを少なくしたいものという事実を理解してほしい - 達人プログラマーを目指して

    ちょっと興味深いエントリが目に留まりました。「プログラミングへのこだわり」を方向づける: 設計者の発言基的に、この方自身もプログラマーや開発者をされているようですし、他のエントリを読んでも「プログラマーの地位向上をすべき」ということで、私にとっても非常に共感することをおっしゃっているのです。それでも、ちょっとこのエントリの内容については疑問に思うところがあったので、勝手ながら私の意見を書かせていただきたいと思います。 業務システムの生産性や保守性を高めるための基は「コードを1行でも減らす」である。なぜなら、コーディングとこれにともなうテスティングこそが、開発作業の中でもっとも人手のかかる作業だからだ。個別案件においては、良いコードだろうが悪いコードだろうが少なければ少ないほどよい。 これは、まさにおっしゃる通りですね。もちろん、可読性ということもあるため、厳密には最少のコードが最良とい

    こだわりのある職人プログラマーほど、無駄なコードを少なくしたいものという事実を理解してほしい - 達人プログラマーを目指して
    SUM
    SUM 2011/06/07
  • 普通のSI会社では評価されにくいのだけど、多くのシステムは研究熱心な技術者の小さな発見と工夫の積み重ねによって支えられているのでは? - 達人プログラマーを目指して

    昨晩遅く、id:backpaper0さんの以下のツイートが目にとまりました。 staticでない物の内部クラスは暗黙で外側のインスタンス(エンクロージングインスタンス)のthisにアクセスできる仕様なので、newを使った普通のインスタンス化の方法では決して外部のインスタンスが存在しない状態でnewできないようになっています。つまり、内部クラスのインスタンス化にはエンクロージングインスタンスの存在が前提となるというのが私が長年Javaのコードを書いてきた中での常識でした。 実際、エンクロージングインスタンスの外側で内部クラスのインスタンスを作成する場合、以下のようにnew演算子の前にエンクロージングインスタンスを書かなくてなならない仕様となっているため、これがnullでは決して内部クラスが生成できないように構文上工夫されています。 public class Outer { private

    普通のSI会社では評価されにくいのだけど、多くのシステムは研究熱心な技術者の小さな発見と工夫の積み重ねによって支えられているのでは? - 達人プログラマーを目指して
    SUM
    SUM 2011/05/01
  • IT業界における「技術力」の意味するものは、日進月歩の勢いで変化しているということを理解してほしい - 達人プログラマーを目指して

    前回のエントリー日のSI業界でこそ、専門の技術者の必要性がもっと見直されるべきではないのか? - 達人プログラマーを目指してで、「技術の専門家」という言葉を用いたのですが、人によってこの言葉に対してイメージするものが結構違うのではないかと思います。この点に関して、ちょっと補足させてください。 一般的なイメージだと「匠」という言葉を聞いてイメージするのは、その道何十年、ひたすら同じ作業を繰り返すことで特定の技を極めるような仕事を想像してしまいます。実際、車の車体の細かい傷を一瞬で判別してしまうような熟練工の技といったものは簡単に身に付くものではありません。陶芸家とかバイオリンのマイスターなども同じようなイメージですし、ピアニスト、将棋棋士、野球選手などプロフェッショナルな職業はそのように長い時間をかけて道を究めるといったところがあります。同じ専門家でもちょっと毛色が違うところがありますが、

    IT業界における「技術力」の意味するものは、日進月歩の勢いで変化しているということを理解してほしい - 達人プログラマーを目指して
    SUM
    SUM 2011/04/09
  • 日本のSI業界でこそ、専門の技術者の必要性がもっと見直されるべきではないのか? - 達人プログラマーを目指して

    Twitterでフォローさせていただいている@chok12jaさんのつぶやき がきっかけで、外国人の視点から日のSI業界の問題について分析した面白い英文の記事を見つけました。 How the Japanese IT Industry Destroys Talent | Japan -- Business People Technology | www.japaninc.com [ThinkIT] 第2回:なぜ日IT業界ではスーパーSEを育てられないのか (1/4)(New 日語訳が見つかりました。) 2007年に書かれた記事なのでもう4年も前に書かれたものですが、日頃から私が感じてきた業界の問題点について鋭く批評を加えており、非常に共感する内容が書かれていました。ブログの主な読者の方々にとっても興味深い内容だと思いますので、ここで簡単に内容について紹介させていただきたいと思います

    日本のSI業界でこそ、専門の技術者の必要性がもっと見直されるべきではないのか? - 達人プログラマーを目指して
    SUM
    SUM 2011/04/06
  • SI業界の改革には責任者に対するショック療法が有効かもしれない - 達人プログラマーを目指して

    私の直属の上司ではないのですが、会社の大先輩がインドに1ヶ月程滞在し、現地のSIerの開発現場を視察してきました。現地での研修を提供している会社は、あのデータさんの子会社になっているみたいです。 http://www.vertexsoft.co.jp/services/learning-in-india.html そこで、実際にインドのプログラマーアジャイルプロセスを使って開発をしている現場を目の当たりにし、いい意味ですっかり洗脳されて帰っておいでになりました。 1週間ごとに追加機能をリリース スタンドアップミーティングによるタスクの割り当て 徹底的に自動化された進捗管理*1 徹底的に自動化されたテスト きわめて計画的で少ない残業時間 プログラマーの地位の高さと優秀さ やはり、百聞は一見に如かずといいますが、日のSI業界の開発手法が20年も遅れていると言われても、何十年も開発の現場から

    SI業界の改革には責任者に対するショック療法が有効かもしれない - 達人プログラマーを目指して
    SUM
    SUM 2011/03/05
  • 想像以上にガラパゴス化した日本のIT業界? - 達人プログラマーを目指して

    出版されている技術書のタイトルやネット上での情報を元に、なんとなくシステム開発で使われる技術が国によって差があるように感じるということを、これまでいろいろな記事で書いてきたのですが、はたして実際のところはどうなのでしょうか?300年前なら、Manningのin actionシリーズの表紙に描かれている人物*1のように国ごとにいろいろな衣装があって多様な文化が存在していたのでしょうけれど、文明化された現代では、服装もべ物もそれほど違いがないというところがあります。IT業界は文字通り情報を扱う産業なのですから、世界中の最新の情報が集まってきてしかるべきなわけであり、どの国でも大差がないはずという推測もできないわけではありません。 あくまでも目安なのですが、Google Insights for Searchというサービスを利用すると、単語の検索回数を地域ごとに集計することで、各地域でどういっ

    想像以上にガラパゴス化した日本のIT業界? - 達人プログラマーを目指して
    SUM
    SUM 2011/01/28
    struts1の1中国2インド3日本のグラフの長さを見比べると、これを「中国で多いのは日本のオフショアが主」と推測するには日本が短すぎるしインドが長すぎるのではないかと
  • SI業界(日本)のJavaプログラマーにはオブジェクト指向より忍耐力が求められている? - 達人プログラマーを目指して

    私自身は10年以上も前(JDK1.1の頃)にSJC-Pの認定を取って以来、Javaプログラミング関連の認定試験は受けていないのですが、昨日たまたまネットを検索して、SJC-Pとは別にJavaプログラミング能力認定試験という試験が存在していることを知りました。結構メジャーな認定試験のようですので、現役のJavaプログラマーJavaプログラマーを目指している学生さんで、今後受験に向けて勉強されている方々も多くいらっしゃるのではないかと思います。 試験は難易度に応じて3級から1級までランクが分かれており、2級まではJava言語の知識に関する筆記試験ですが1級の試験では実際のプログラムの修正を行う能力が実技試験として課せられます。試験範囲は以下で公開されています。 Javaプログラミング能力認定試験(試験範囲) 私は(自分で言うのも変ですが)、Javaプログラミングについてはこの道15年近くのキ

    SI業界(日本)のJavaプログラマーにはオブジェクト指向より忍耐力が求められている? - 達人プログラマーを目指して
    SUM
    SUM 2011/01/10
  • 高い品質のプログラムを作らなくてはならないと考えている職人PGの考えは間違っていた? - 達人プログラマーを目指して

    ソフトウェア工学の教科書やプログラミングに関する技術書は、例外なく「プログラムの品質を(制約の範囲内で)できるだけ高いものにするべき」という前提で書かれています。それがエンジニアリングの目標だし、そもそも、ものづくりの職人として、できるだけ良いものを作りたいという思いがあるのは当然だと思います。 また、よく言われることはプログラムというのは一度書いたら終わりなのではなく、長い年月をかけてメンテナンスされるものであるという考え方です。ですから、単に短い期間で作るということでなくて、長い目で見て保守性、拡張性の高いプログラムを作るということは、こういった専門書では当然良いことであるとされます。ネット上でもプログラムの品質に関するこのような特徴については、いろいろ意見が書かれていますね。 http://blog.miraclelinux.com/yume/2007/10/post_9db7.ht

    高い品質のプログラムを作らなくてはならないと考えている職人PGの考えは間違っていた? - 達人プログラマーを目指して
    SUM
    SUM 2011/01/04
  • プログラマーの才気 - 達人プログラマーを目指して

    今日会社の上司から「読んでみて」ということで、以下のを渡されました。 ソフトウェア要求と仕様―実践、原理、偏見の辞典 (新紀元社情報工学シリーズ) 作者: マイケルジャクソン,Michael Jackson,玉井哲雄,酒匂寛出版社/メーカー: 新紀元社発売日: 2004/04メディア: 単行 クリック: 5回この商品を含むブログ (19件) を見るこれから新規案件の見積もり(私の嫌いな人月のExcelシートの作成ですが)の作業をやらなくてはならないので、その参考書ということかと思いましたが、このはタイトルにこそ「要求」「仕様」とかありますが、Excel方眼紙とか分厚いWord文書とはまったく無関係でソフトウェア工学者の立場から書かれたエッセイ集のようなでした。プログラマーが読んでも実に面白いだと思いました。それぞれのセクションは完全に独立しているのでどこからでも興味のあるところか

    プログラマーの才気 - 達人プログラマーを目指して
    SUM
    SUM 2010/12/17
  • プログラマーの成長を考えないSIerの仮説は間違っている - 達人プログラマーを目指して

    Java EEや.NETCOBOLやVB6よりも当に生産性が高いか? - 達人プログラマーを目指してのコメントで 熟練者も居ることは理解しているが、開発をする上で熟練者ばかりを集めることはできない。このため初心者側にレベルを合わせざるを得ない。 というコメントをいただきましたけれど、これは実に典型的なSIer(の上司)の考え方ですね。SIerの仮説と呼んでもよいくらいですね。とにかく、この仮説の前提となっているのは プログラマーのスキルレベルは一定で成長しない プログラマーは容易に交換可能なリソースである プログラマーは単純労働者である というモデルです。とにかく、この仮説がはびこっているから、いまだにSIerのフレームワークは「初心者側にレベルを合わせざるを得ない」という思い込みで作られていることが多いのでしょう。 COBOL(の初期の)時代ならまだしも、少なくとも現在の開発環境にお

    プログラマーの成長を考えないSIerの仮説は間違っている - 達人プログラマーを目指して
    SUM
    SUM 2010/12/07
    優秀な人がコストさえかければ必要量集められるというものかどうか。そういうビジネスモデルに十分な現実味があればSIが変わらなくても勝手にそういうベンチャーが成功して淘汰されてるはずじゃないのか?
  • Java EEや.NETはCOBOLやVB6よりも本当に生産性が高いか? - 達人プログラマーを目指して

    プログラミングと設計は来切り離せないものなのではがすごい反響だったのですが、結局この記事で私が言いたかったことは、 Java EEなどの現代的な開発環境はCOBOLなどの古い言語を使った開発とは根的に設計の手法が異なる 多くの現場では未だに古い設計手法を使っているため、オブジェクト指向などの最近の開発環境のメリットが活用できず、低い生産性にとどまっている。 ということに要約できると思います。ただし、どうして、Javaではオブジェクト指向で開発しないといけないのか、どうして昔ながらの伝統的なやり方を改め、新しい設計手法を採り入れないといけないのかと疑問を持たれた方もいらっしゃるかもしれません。ここでは、開発手法と生産性の問題について、もう少し掘り下げて検討してみたいと思います。 レガシー言語の生産性 最近のCOBOLでは、オブジェクトやスタック変数すら使えますが、ここではCOBOL85の

    Java EEや.NETはCOBOLやVB6よりも本当に生産性が高いか? - 達人プログラマーを目指して
    SUM
    SUM 2010/12/04
  • 1