早く多い収穫を手にするためには、化学肥料や除草などが必要です。その反面、土には良くないという説があります。土に良くないとすれば、土から養分や水分を吸収する野菜にとっては、中長期的に良くないということになります。 実際に、畑で化学肥料を使うのをやめてから、野菜の大きさは小さく、また、周りの畑に比べて野菜の成長のスピードが明らかに遅くなりました。しかし、感覚値ですが、ミミズやカエル、バッタやその他の虫は畑に豊富に生息しているように感じます。また、若い芽の周辺以外は除草もしないようにしています。よっておそらく、土は自然に近い生態系が営まれているように思うので、それは持続可能な状態で、野菜にとってもナチュラルな状態ではないかと推測しています。 そのような、いわゆる自然農という考え方を見つめると、収穫量と成長スピードという点において、その自然の営みは市場という人工的な営みとリンクしていることに気が付