(C)2012 The Land of Hope Film Partners 10月20日(土)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー コミック原作の『ヒミズ』(12)の脚本を震災後に大幅に書き換え、批判を恐れずがれきの荒野と化した被災地の映像を商業映画のシーンにいち早く取り入れた園子温監督。そんな園監督が描く「3.11後」の第2弾が、オリジナル脚本で10月20日公開の『希望の国』だ。 東日本大震災から数年後の20XX年、長島県。酪農家の小野泰彦(夏八木勲)は、認知症の妻・智恵子(大谷直子)と息子の洋一(村上淳)、その妻いずみ(神楽坂恵)と慎ましくも穏やかな日々を送っていた。だがある日、長島県をマグニチュード8.3の地震が襲い、再び深刻な原発事故が発生。原発から半径20キロ圏内が警戒区域に指定され、強制的に避難させられる中、道路ひとつ隔てただけで小野家は避難