ブックマーク / ichiyanakamura.blogspot.com (40)

  • インターネットの次に来るもの

    ケヴィン・ケリー著、服部桂訳「インターネットの次に来るもの」。ネット後の30年を俯瞰し、今後を展望する教科書として読み返しました。 原題の「Inevitable」、不可避なるもの、のほうが論調は見えやすい。分散、クラウド、リアルタイム。シェア、アクセス、リミックス、トラッキング。ぼくもこれらは「不可避」な要素であり、それらが未来を規定すると考えます。 高速化、高精細化、小型化、低廉化・・これらは従来のリニアな「不可避」でしたが、ネットが別の不可避「群」を登場させ、それが過去30年を、そして今後も数十年を規定する。「リンクとタグは過去50年で最も重要な発明」という指摘にぼくも同意します。それがネットの質です。

    インターネットの次に来るもの
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2017/01/30
    「進化」はまだ「始まったばかり」。楽しみ。
  • 武雄市の教育情報化策に関しまして

    ■武雄市の教育情報化策に関しまして 佐賀県武雄市がタブレット端末を学校に導入した件に関して、ぼくらデジタル教科書教材協議会DiTT関係者がネットでdisられておりまして、それについて説明しておきます。 ぼくらに対する批判はおおまかに言うと以下の2点です。 1 DiTT関係者の議論は無責任だ。 2 機種選定をDITTが主導した。 1について。 武雄市のICT教育推進協議会にぼくらDiTT理事2名が委員として呼ばれたのは事実です。武雄市がいち早く1人1台を達成しようとする姿勢に共鳴し、お役に立てればと考えました。 ネットでは、非公開で自由闊達な意見交換を求められた会議の第一回目の模様(とされるもの)が流れています。ずいぶん前のことで、もうあまり覚えていませんが、それによれば、好き勝手なことを話しています。放談ですから。それを無責任であるという指摘は、全てを否定できません。 ただそれがネットに流

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2015/05/24
    今は、課題を叩いてブレーキを踏むよりも、成果を伸ばしてアクセルを踏むことが大事。
  • 日本のケータイメーカーはなぜ敗けた、という問い

    ■日のケータイメーカーはなぜ敗けた、という問い 東大・吉川良三さん。日立、日鋼管を経てサムソン電子に移籍、その発展に尽力されました。吉川さんによれば、日メーカーの技術者は力が落ち、韓国にはみんな面接に落ちてもう採ってもらっていないそうです。サムソンを事例に、日凋落の理由を聞いてみました。6点あります。 1) 日メーカーのもの作りは設計から作るまで1年以上かかるが、サムソンはケータイなら3週間、テレビなら3ヶ月でモデルチェンジできる。このスピードの差が大きい。 2) 日メーカーはマーケティングを「市場調査」と誤訳している。過去のデータに基いて調べるばかりで、市場「発掘」になっていない。 3) 日はコンプライアンスを「法令遵守」と誤訳している。サムソンはコンプラを「社会変化への柔軟な対応」と解している。朝令朝改のスピードでルールを変える。 4) 「イノベーション」の「技術革新」も

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2015/01/06
    10年前からの負け戦をどう総括して、次の戦に臨むのか。
  • 日本のネットコミュニケーションはクールか?

    ■日のネットコミュニケーションはクールか? 9年目を迎えたNHKの番組「クールジャパン」。ぼくはご意見番の一人なのですが、日に住む外国人たちが鋭い切り口で日を語るその討論に、いつもぼくのほうがスタジオで勉強させられています。 先日のテーマは「ネットコミュニケーション」。ぼくの業でありながら、外国人の多角的な議論を受けつつ、誰にでもわかるようにコメントするのは至難でした。これまであまりこの番組のことは語ってこなかったのですが、せっかくなのでメモしておきます。◯はクールジャパン(CJ)での討論、●はぼくのコメント。 ◯CJ:日のネットのコミュニケーションって? ●今でこそスマホで世界の人はケータイでネット使ってますけど、日でケータイとネットがくっついたのは15年前のことで、圧倒的に早かったんです。それからずっと世界をリードするネットの使い方を育ててきているんですよ。 ◯CJ:アンケ

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2014/07/14
    ネットの普及ってせいぜい10数年ですから、まだまだこれから発展していきます。
  • ポップカルチャー政策とは?:自民党本部にて

    自民党知財調査会コンテンツ小委員会に出席し、ポップカルチャーとクールジャパン政策について、保岡興治会長、小坂憲次小委員長、福田峰之事務局長ほか多数のかたがたと議論しました。まずはぼくのプレゼンからメモしておきます。 -------------------- コンテンツとクールジャパンの政策動向を共有したい。クールジャパンという言葉が生まれて10年。失われた20年の間に、日に対する海外の認識は産業国から文化国へと変化した。 世界での日語学習者数は1998年の210万人から2009年の365万人へと急増し、その最大の理由がアニメ・マンガにあるという。私のゼミにも10名以上、各国から留学生が来るが、志望動機はソニーでもトヨタでもなく、アニメとファッション。 注意すべきは、クールジャパンは日が評価してプロデュースしたものではないということ。2002年、米ダグラス・マッグレイ氏が日文化力を

    ポップカルチャー政策とは?:自民党本部にて
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2014/02/10
    「飛び出せ、日本ポップカルチャー」。。
  • デジタルサイネージジャパン2013

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/10/18
    「進化する街のメディアとコミュニケーション」。
  • クールジャパンで日本を売り込め?

    マンガやアニメなど日のポップカルチャーを海外に輸出していくには、どんな課題があると思いますか?また、政府の支援はどうあるべきだと思いますか?

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/09/12
    肝心なのは、どういうものを支援するか、その「目利き」。
  • 知財戦略、タテとヨコを、かっちりと

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/09/10
    ポイントは「連携・一体化」。
  • 「みんな」と「ひとり」

    2006年末、TIME誌はパーソン・オブ・ザ・イヤーを「You」とし、表紙にPCと鏡を掲載しました。鏡に映る読者一人ひとりがデジタルの力で威力を発揮する、だれもが主役になる時代。当時それはWeb2.0などと呼ばれました。 その後、ソーシャルメディアが爆発的に普及しました。みんながつながって、みんなの声が社会に直接の影響を及ぼすようになりました。米大統領選を左右し、アラブの春をもたらし、ロンドン、NYCなど各都市の暴動を演出しました。 コンテンツ産業は停滞気味ですが、ソーシャルメディアはソーシャルゲームも含め産業としても急成長。デジタル化が急進した95年からの10年間に、コンテンツの市場規模は5.8%しか拡大しなかったのに、情報発信量は20.9倍に膨張、その量はさらに拡大スピードを速め、ビッグデータと呼ばれるに至ります。 日はその「みんな力」「ソーシャル力」の高さを示してもいます。2011

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/08/08
    みんなの時代は、日本のチャンス、かも。
  • 政府はニコ超会議を支援できるだろうか

    「オーイ、ひろゆき~っ!」 頭上で叫び声がする。あっ、ホリエモンだ。コッチから来た山車の上に乗っている堀江貴文さんが、アッチの端でシンポに登壇している西村博之さんに声援を送っているのです。でも、声は届くまい。幕張メッセのだだっ広い会場を埋め尽くす人混みの中では。 ニコニコ超会議。昨年に続いて、いそいそとやって来ました。でも、不思議な感覚。その前夜、堀江さんがぼくのオフィスを訪ねてきたのです。子育てビジネスをしている起業家を紹介しろというのでセッティングしたのです。でも、堀江さん、しゃべる、しゃべる。仮出所後に走らせているいろんなプロジェクトについて、一方的に、速射砲のように。 2年以上も休んでいたので、貯まってるんでしょうけど、ちょっと生き急いでない?大丈夫? だって、そのままテレビ局に行って朝ナマに出演、ぼくが支援しているTOKYO PANDAちゃんとからみあってたし、また今は幕張で叫ん

    政府はニコ超会議を支援できるだろうか
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/05/08
    クールジャパンを発信するには、あれこれややこしいことを提言するより、政府には「ニコニコ超会議ヲ支援セヨ」とだけ要求すればいい。
  • クールジャパン推進会議への提言

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/05/05
    「みんなで」「つながって」「そだてる」。
  • ポップカルチャー政策は必要なのか?

    ■ポップカルチャー政策は必要なのか? ●クールジャパンは海外発 コンテンツが一つの政策ジャンルになって20年近く。ここにきて政府は一段と高いギアに入れ、クールジャパンやポップカルチャーを前面に打ち出しました。 でも、ポップカルチャー政策を話題にすると、中味も聞かず、「そんなの国のやることかよ!」という声が必ず飛び交います。マンガ、アニメ、ゲーム海外人気が認知されたとはいえ、未だサブカル扱いで、政策の俎上に乗せようとすると冷たい視線を浴びます。 クールジャパンは10年前にダグラス・マッグレイ氏が記した論文「Japan’s Gross National Cool」がキッカケですし、ソフトパワーを提唱したジョゼフ・ナイ ハーバード大教授が日はポップカルチャーの力を活かすべきと提言するなど、この流れは日が自己評価して進めたというより、海外からの発見が先行したもの。国内的には及び腰。 なかなか

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/04/18
    こういう政策は、本気で100年やり続けるか、何もやらないか、どちらか。
  • 日本のポップパワー発信10策

    政府のクールジャパン推進会議(議長・稲田朋美担当相)が「ポップカルチャー分科会」を新設。 ぼくが議長を仰せつかりました。 映画監督の河瀬直美さん、漫画原作者の樹林伸さん、ゲームソフト開発トーセの齋藤茂社長とともに、ポップカルチャーを海外に発信するアイディアを練ります。 明日(4月9日)から始まります。短期間でやります。 とりまとめ役につき、始まってしまうとあまり自分の我も出せないと思いまして、自分のアイディアは先にここに書いちゃいます。 これが採択されなくてもじぇんじぇん構わないので、議論のきっかけにでもなれば。 といいますか、ポップカルチャーは読者・視聴者・参加者・ユーザが創り上げているものですから、「参加型」のアイディアでありたい。 政策プラン創りも参加型で行きたい。ので、twitterやFacebookなどでも発信していきますから、ご覧いただいたみなさんからもどしどしアイディアをお出

    日本のポップパワー発信10策
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/04/08
    日本ポップカルチャーの特徴を活かしつつ、平和を志向し、宗教色が薄く、無国籍的な――。
  • ビッグデータがビジネスを変える

    総務省から東大に移った大先輩、稲田修一さんの「ビッグデータがビジネスを変える」を読みました。 ビッグデータ=BDはまだ定義がないとして、「大量の情報の集積」ぐらいの緩いとらえ方をしています。可能性を狭めないためにも、現時点ではそれでいいと思います。バズワードでもあり、可能性の広がるキーワードでもあります。 ぼくも関心のある分野なので、BDについては分かっているつもりだったのですが、書に啓発させられたので、なぞりつつ頭を整理してみます。 まず、BDがもつさまざまな可能性を指摘しています。ぼくは大きく分けて3つ、「個人」「インフラ」「コミュニケーション」があると読みました。 第一に、個人。ビジネスや地域だけでなく、個人も集合知を活用できる可能性です。 利用者の集合知を活用するクックパッド、カカクコム、エムスリー、ザッパラス、ボルテージ、ウェザーニュースらの事例が挙げられています。--- なる

    ビッグデータがビジネスを変える
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/04/03
    BDがもつさまざまな可能性。「個人」「インフラ」「コミュニケーション」。
  • 4Kか? スマートか?

    高画質テレビ規格「4K」(フルハイビジョン)と「8K」(スーパーハイビジョン)が注目を集めています。昨秋のCEATECやInterBEEでも高画質モデルが展示されていて、スマートテレビと双璧をなしていました。1月には総務省が来年夏に衛星で放送する方針を示し、2月にはKDDIとJ:COMが4K、8Kの映像を圧縮伝送することに成功というニュースがありました。 ぼくはIPDCなどスマートテレビに力を入れています。4K、8Kがキレイに見せる技術であるのに対し、スマートテレビはべんりに楽しむ技術。日ではNHKハイブリッドキャストやマルチスクリーン型放送研究会などの動きがあります。最近はテレビAndroid端末にする装置が盛んに宣伝されていますね。テレビにネットをつなぐ先駆者には、96年バンダイのピピンアットマーク、98年セガのドリームキャストがあります。ぼくはMITメディアラボ当時、ドリキャスの

    4Kか? スマートか?
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/03/21
    どっちにしろ国際的な新ビジネスを創出する方向での政策展開を望む次第であります。
  • テレビ局化するユーチューブ

    経済新聞電子版に「テレビ局化するユーチューブ」という記事がありました。 http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD290MJ_Q3A130C1000000/ ユーチューブがチャンネル編成化し、動画を増やし、広告を強化する、という3つの策についての記述です。 FM東京から電話がかかってきまして、ラジオ番組用にこれに関してコメントを求められました。あわてていたので、間違いもあるかもしれませんが、できるだけ平易にと思って話しました。メモしておきます。 1 この記事に思うことは? 総合編成のテレビ型ビジネスになってきました。2005年のサービス開始から8年。PCベースのメディアがテレビ腰を入れてきました。テレビ業界との競合が激しくなると同時に、連携も強まるでしょう。関係業界の動きに注目です。 もう一つのポイントは、スマホ対応。 この数年、世界のメディアは構

    テレビ局化するユーチューブ
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/03/08
    何もしないとテレビは死ぬ、ということは明らか。
  • MITメディアラボは終わったのか?始まるのか?

    ► 2024 (9) ► 1月 (9) ► 2023 (91) ► 12月 (5) ► 11月 (6) ► 10月 (9) ► 9月 (8) ► 8月 (10) ► 7月 (8) ► 6月 (4) ► 5月 (10) ► 4月 (9) ► 3月 (6) ► 2月 (8) ► 1月 (8) ► 2022 (52) ► 12月 (4) ► 11月 (5) ► 10月 (4) ► 9月 (4) ► 8月 (5) ► 7月 (4) ► 6月 (4) ► 5月 (5) ► 4月 (3) ► 3月 (4) ► 2月 (4) ► 1月 (6) ► 2021 (67) ► 12月 (4) ► 11月 (5) ► 10月 (4) ► 9月 (4) ► 8月 (5) ► 7月 (9) ► 6月 (8) ► 5月 (6) ► 4月 (5) ► 3月 (5) ► 2月 (5) ► 1月 (7) ► 2020 (5

    MITメディアラボは終わったのか?始まるのか?
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/02/12
    デジタルと大学の関わりの映し鏡として。
  • 45年後の「巨人の星」

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/02/01
    45年後とは言わず、数年後、インドの子どもたちにとって、日本が遠く、うさんくさい存在になっていないことを願います。
  • 情報社会と共同規制

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    情報社会と共同規制
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/01/08
    コンプガチャに端を発した規制問題にどう収まりをつけるのか。
  • もしもボクが文化大臣だったらw

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    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/01/01
    文化省を作ろう。