ついに最終回を迎える、メディアアーティスト・工学者である落合陽一さんの新たなコンセプト「マタギドライヴ」をめぐる新著に向けた連載、後編の公開です。 既存の価値体系の周縁にいながら、自然的・「運ゲー」的な環境に身を委ねることで新たな価値を創造する心性を、「マタギ」的と表現し未来社会を論じてきた本連載。これまでの連載を総括しながら、改めて「マタギドライヴ」の原理と成立条件について解説します。(前編はこちら) 落合陽一 マタギドライヴ 終章 マタギドライヴたちが招く未来(後編) マタギ的なコスモロジーの根本にあるもの ここで改めてマタギの原義に立ち返ると、それは主に日本の東北地方の北西部などに分布する、土着の宗教観や自然観に基づいた猟師たちのことです。それをどう文明批評的に拡大解釈すれば、我々がデジタルネイチャー下で未来にコミットしていくための指針が得られるのかということが、マタギドライヴの核心
ライター・編集者の中野慧さんによる連載『文化系のための野球入門』の第15回「『文化系/体育会系』『オタク/ヤンキー』という区分はなぜ生まれるのか――“日本型教養主義”のウィーク・ポイント」をお届けします。 今回は19世紀末の日本の文化状況と野球受容の進展を論じるにあたり、「文化」と深く結びつく「教養」の在り方について分析します。近代日本の教養主義が「没落」したのはなぜか。現代に至るまでの「教養」という言葉の使われ方とその反省点を振り返り、当時の文化状況をまなざす視座を共有します。 中野慧 文化系のための野球入門 第15回 「文化系/体育会系」「オタク/ヤンキー」という区分はなぜ生まれるのか── “日本型教養主義”のウィーク・ポイント 文化をめぐる「教養主義」という問題系 本連載は「文化系のための野球入門」というタイトルであるが、「文化」という言葉は「教養」という言葉とも深く結びついてい
工芸品や茶のプロデュースを通して、日本の伝統的な文化や技術を現代にアップデートする取り組みをしている丸若裕俊さんの連載『ボーダレス&タイムレス──日本的なものたちの手触りについて』。今回は2020年11月に銀座ソニーパークにオープンしたばかりの「GEN GEN AN幻」についてお話を伺いました。近年インバウンド需要に応えるかたちで変化してきた銀座。この街で「茶と菓子」を提供することの意味を考察します。(構成:石堂実花) 丸若裕俊 ボーダレス&タイムレス──日本的なものたちの手触りについて 第13回 銀座の街から、茶と菓子を再考する 銀座のソニーパークで、茶の新たな魅力を伝える 宇野 今日は、昨年11月に銀座のソニーパークにオープンした「GEN GEN AN幻」を中心に、丸若さんがどういうことを考えてプロデュースしていたか、実際に2ヶ月やってみてどういった手ごたえがあるかについて聞いてみたい
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