ムスリム同胞団弾圧(若干の感慨 補足) 2013年08月18日 15:38 エジプトチュニジア 先日エジプトのムスリム同胞団に対する弾圧に関し、若干の感慨を書いておきましたが、そういえば同じように穏健イスラム勢力と喧伝されたチュニジアのナハダとの比較を書くのを忘れていました。 チュニジアのナハダ中心の政権もエジプト同様に、世俗派から大きな反発を受け、その政治は必ずしも順調ではありませんが、少なくとも近い将来軍のクーデターで倒されることは考えられません。 それにはおそらく3の要因があるのではないかと考えていますが、最大の要因はチュニジアの軍とエジプトの軍の性格の違いです。 中東戦争を4回も戦い、その他消耗戦争等多くの対外戦争を戦ったエジプト軍と違い、チュニジア軍は対外戦争はしていませんが、その性格は純粋に国防の職務に専念し、国内政治に巻き込まれた(もしくは自ら入り込んだ)歴史はありません。要