これまでに3キロほどが集まったギターの弦=三重県四日市市諏訪栄町のコスモ楽器 要らなくなったギターの弦ありませんか――。三重県楽器小売商組合が、使用済みの弦の回収に乗り出している。「楽器店ができるエコ活動」として業界全体に広げていきたい考えだ。 呼びかけているのは、同県四日市市諏訪栄町にあるコスモ楽器の北川浩社長(45)。ギターの弦は、金属ゴミとして各自治体が定める方法で処分しなければならない。ところが、北川さんが客に聞くと、ほとんどが正しい捨て方を知らなかったり、燃えるゴミに混ぜて捨てたりしていたことがわかった。 「環境や貧困をテーマに歌っていても、弦の正しい捨て方ができていない。リサイクル価値も高い金属なので、何かに生かしたかった」と北川さん。店頭で回収しようと、ブログやツイッターで呼びかけたところ、九州で弾き語りをしている人やプロのギタリストからも反応があり、「宅配便で送っても