4月10日、バンコクでの衝突でロイターのジャーナリストが死亡。写真はデモ隊に向かって進む治安部隊(2010年 ロイター/Sukree Sukplang) [バンコク 10日 ロイター] タイの首都バンコクで10日、治安部隊と反政府デモ隊の間で大規模な衝突が起き、取材していたトムソン・ロイターの日本人カメラマン、村本博之さん(43)が死亡した。村本さんが運ばれた病院の医師によると、村本さんは胸を撃たれ、病院に搬送されたときは心拍停止の状態だった。 ロイターのデービッド・シュレジンジャー編集主幹は「バンコクでの衝突で同僚である村本博之さんを失い、深い悲しみを感じている。ニュースを世界に伝えるジャーナリストたちはその中心に身をさらしており、ジャーナリズムは時として極めて危険な職業になる。ロイターの社員全員がこの悲劇を悼んでいる」と語った。 村本さんはバンコク市内で治安部隊とデモ隊の衝突を取材して