10月8日付の朝日社説より(http://d.hatena.ne.jp/arn/20071010#p1 経由)。[...]ところが、経済指標にこの値上がりがすぐには反映されない。全国消費者物価指数(生鮮品を除く)は8月まで7カ月連続で前年同月比マイナスだ。 一方では、日本銀行が先週発表した生活意識アンケートで、6割の人が1年前に比べて物価が「上がった」と答えている。生活実感と経済指標がかなり食い違ってきている。 国がそれなりにコストをかけて調査し算出した指数より庶民の体感の方が正しい、と言いたいのだろうか。ほほぉ。消費者物価指数には落とし穴がある。 下落の最大の要因は、薄型テレビやパソコン、デジタルカメラなど技術革新が速いデジタル製品の指数が、1年前より2〜3割下がっていることだ。製品の性能が向上すると「価格下落」とされることがあるのだ。たとえば、性能が2倍となったパソコンの新製品が旧製品