「日本企業の不正に関する実態調査(2010年)」の結果について (2011年2月7日) 株式会社KPMG FAS(本社:東京都千代田区、代表:橋本正己)と有限責任 あずさ監査法人(本部:東京新宿区、理事長:内山英世)は、不正の発生状況および企業による不正の防止・発見体制の構築の把握を目的に、2010年3月に上場企業を対象に「日本企業の不正に関する実態調査」を行いましたのでお知らせします。本調査は、上場企業全3,803社の財務・経理担当役員に対してアンケート調査を実施し、回収された515社の回答を分析したものです。 今回の調査で明らかになった点は、以下のとおりです。 3社に1社以上の割合で不正が発生 「過去3年間に不正が発生した」と回答した企業の割合は35%であり、前回調査(2008年実施)と比較して12%減少した。これは、近年の企業におけるコンプライアンス意識の高まりや、内部統制報告