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2011年10月20日のブックマーク (2件)

  • ユーロに明るい未来はない

    (2011年10月19日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) バンザイ! ユーロ圏の危機は今週日曜日、23日の欧州連合(EU)首脳会議で解決する――。先週日曜日に閉幕した主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の参加者たちはそう示唆した。そのような期待は、果たして現実になるだろうか? 答えはノーだ。 期待できない週末のEU首脳会議 確かに、ユーロ圏がこの緊急事態を管理する方法を見いだすことは、可能性は低いとしても、考えられないことではない。しかし、ユーロ圏がこの病を治すことは考えにくい。加盟国がユーロ圏の危機の性質を認めようとしないことや、それが慢性的な症状であることがその理由だ。 無理からぬことだが、世界規模の金融ショックの再来を恐れるほかの国々はユーロ圏諸国に対し、政府と銀行の流動性不足や支払い不能という互いに絡み合った危機に対処するようかなりの圧力をかけている。G20の大臣

    Schuld
    Schuld 2011/10/20
  • 下り坂に入った「世界の工場」 中国経済の奇跡をもたらした成長モデルもついに限界

    (2011年10月17日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 中国東部に位置する浙江省の温州市はライターとメガネの世界最大の生産地であり、以前から中国経済全体の趨勢を決める都市の1つと目されている。 そのため、この街でここ数週間、従業員に給料を払わず多額の負債を残して失踪する工場経営者が続出しているという報道は、この国の経済にとって不吉な話だという指摘が出ている。 中国の安価な輸出品に対する世界の需要の鈍化、生産コストの上昇、そして持続不能な水準に達した債務という悪条件が重なり、中国でも有数の抜け目のなさを誇る起業家をも破綻させる事例が生じている。 相次ぐ破綻と経営者の失踪 温州市では3週間前、4億元(6300万ドル)を超える負債を抱えた工場のオーナーが自殺を図るという悲劇的なケースもあった。国営メディアによれば、このほかにも90人を超える経営者が姿を消してしまったという。 世界最大の輸出

    Schuld
    Schuld 2011/10/20