既に、様々なところで紹介されていて、少々機を逸した感もあるのだが、NBL992号(2013年1月1日号)に掲載されている北島敬之氏(ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社代表取締役ジェネラルカウンセル)の「“企業法務を考える”」という論稿*1について、自分も非常に感銘を受けたので、ここで簡単に心覚えとして、書き残しておくことにしたい。 「法務マンとしてのキャリア」から「企業法務組織のあり方論」まで。 企業法務の第一線で豊富な経験を積まれた方が、「企業法務とは何か」について語る、という企画は、他でもよく見られるところだし、北島氏ご自身も、そういうアプローチの記事や座談会等でのコメントを、これまでにもいくつか残されているのではないかと思う。 だが、この企画の凄いところは、入社直後から、転職を経て現在のポジションに至るまでの、北島氏の「キャリア」を実に6ページもの紙幅を割いて、じっくりと