きのうの「経済に関して一般人が陥りやすい4つのバイアス」で紹介した『The Myth of the Rational Voter』という本について、昨年この本が出たときに、池田信夫氏がズバリのエントリを書いていた。 池田信夫 blog - The Myth of the Rational Voter http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/d1ec637b8020a6bca0d555f67d921ff1 <政治学に「合理的選択派」というのがある。アローの不可能性定理やゲーム理論などの合理主義で政治を分析しようというもので、数学的な証明の論文はたくさん出ているが、まったく実用にならない。本書は、これをひっくり返し、人々が非合理的に選択することを実証的に示したものだ。主なバイアスとしては ・反市場バイアス:市場メカニズムをきらう ・反外国バイアス:輸入品をきらう