Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 愛知工業大学の研究チームが開発した「A Method for Appropriate Occlusion between a Mid-air 3DCG Object and a Hand by Projecting an Image on the Hand」は、裸眼で見られる空中に浮かべた立体画像(3DCG)に手で触れ、裏側に回り込める(オクルージョン)システムだ。空中像の後ろに手を移動させた際に、立体物で隠れてしまうはずの手の位置に別の画像を投影し、回り込んだように錯覚させる。