2021年9月17日のブックマーク (2件)

  • 生きた線虫をロボットに改造 レーザー光で行動を制御

    Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 トロント大学、マギル大学、Lunenfeld-Tanenbaum Research Instituteによるカナダの研究チームが発表した「Toward a living soft microrobot through optogenetic locomotion control of Caenorhabditis elegans」は、生きている線虫を操作可能なロボットに改造する研究だ。線虫に青色のレーザー光を照射して直進や旋回を指示する 線虫は、手足や触覚、骨を持たない細長い糸状の生物(体長0.3~1mm)。今回は、土壌中に生息するカエノラブディティス・エレガンス (Caenorhabdi

    生きた線虫をロボットに改造 レーザー光で行動を制御
    Seamless
    Seamless 2021/09/17
    線虫は体長1mm以下の糸状の生物。青色レーザー光を生きた線虫に照射すると筋肉細胞が興奮し周囲の部位が筋肉のトルクで収縮・屈曲。この現象を使い蛇行運動するよう照射し操作。直進、曲がるなどがリアルタイムに可能
  • 腕をなでられる感覚を再現 コンパクトなスリーブ型触覚デバイスを東大などが開発

    Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 東京大学と法政大学の研究チームが開発した「ThermoCaress: A Wearable Haptic Device with Illusory Moving Thermal Stimulation」は、前腕がなでられるような感覚を圧力と熱によって生み出すスリーブ型の触覚デバイスだ。空気圧で触覚を刺激し、温水で温熱刺激を与える。触覚刺激だけを移動させることで温熱刺激も動いたように錯覚させ、なでられている感覚を再現する。 人が皮膚をなでられる感覚を再現するには、触られたときの圧力感と温度感、そして両方の動きを再現する必要がある。 これらの動きは、多数の触覚素子と温度素子を配置するのが最も簡

    腕をなでられる感覚を再現 コンパクトなスリーブ型触覚デバイスを東大などが開発
    Seamless
    Seamless 2021/09/17
    空気圧の触覚刺激だけを移動させることで温熱刺激も動いたように錯覚(相互温度参照)させ体温ある手でなでられている感覚を再現。1つの小袋にだけ温水を流入し移動したかのように感じさせる。