2022年7月25日のブックマーク (2件)

  • 隣の部屋をミリ波で盗聴 防音の壁でも喉元の皮膚振動を捉え音声復元

    Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 中国の浙江大学と米State University of New York at Buffaloによる研究チームが開発した「Wavesdropper: Through-wall Word Detection of Human Speech via Commercial mmWave Devices」は、ミリ波(mmWave)を用い、防音環境で守られている部屋内を外部から盗聴するシステムだ。被害者が発話した際の喉元付近の皮膚振動をミリ波で捉え、音声(単語)を復元する。 壁に防音材を配置すれば、音波の伝搬を利用した攻撃などからは守れるが、音源(例えば、人間の話者)からの直接漏えいを保証すること

    隣の部屋をミリ波で盗聴 防音の壁でも喉元の皮膚振動を捉え音声復元
    Seamless
    Seamless 2022/07/25
    防音の壁越しでもミリ波を用いて隣の壁の向こうの人の位置を特定し発話中の喉元付近の皮膚振動を捉え発話内容を復元する。話者の体揺れや話者以外の声,背景ノイズ,移動物体との干渉は除去。認識精度91%。
  • 歯ぎしりの音をイヤフォンで拾い個人認証 米国チーム「ToothSonic」開発

    Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 米フロリダ州立大学と米ラトガース大学の研究チームが開発した「ToothSonic: Earable Authentication via Acoustic Toothprint」は、ユーザーが歯のジェスチャーを行う際に発生する歯型による音波効果を利用したイヤフォンベースの認証システムだ。 人によって歯の大きさや並びは違い、そのため歯を互いに噛んだり滑らせたりした際の音は固有のものであり、その音を着用するイヤフォンで捉え解析することで個人認証を行うのがこのアプローチになる。 永久歯は通常32で、16が上顎、16が下顎に生えている。歯は上下左右に対称であるため、4象限に分けることができる

    歯ぎしりの音をイヤフォンで拾い個人認証 米国チーム「ToothSonic」開発
    Seamless
    Seamless 2022/07/25
    並びや大きさが違う歯を活かし,上下互いの歯を噛む滑らせる事で発生する音を装着するイヤホンで捉えノイズ除去し解析することで個人を識別する。最大95%の認証精度。