教員のヘイトスピーチで学生が市に人権救済の申し立てを行った。新条例は“伝える”のか?(写真はイメージです)。 GettyImages/zsollere 人権救済の申し立てを行ったのは、一橋大学院博士課程の梁英聖(リャン・ヨンソン)さん。政治家の言動やサッカーの試合会場での差別発言や差別的行為を監視・記録し、情報発信するヘイトウォッチ団体「反レイシズム情報センター・ARIC」の代表も務める、在日コリアン三世だ。 梁さんは2018年から同大学のアメリカ人の准教授の男性にSNSなどで攻撃を受け続けてきたといい、一橋大学に第三者委員会を立ち上げて二度と差別が起こらない教育環境を整えるよう求め、署名なども展開してきた。「大学にも発言の撤回や謝罪などを求めてきたが、対応してもらえなかった」(梁さん)ため、今回、准教授の該当ツイートや授業中の発言などを元に国立市に人権救済を申し立てたという。 申し立てで