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この歳になって初めて Web プログラミングの現場を見て、刺激的な毎日を送らせていただいています。さて、仕事をしていて一番強く感じるのは前職での開発(スタンドアロンパッケージソフト開発をしていた会社の文化)との違いです。で、Web 開発とは何たるかを表現したくて悶々としていたのですが、ある程度整理ができてきたので文章にしてみようと思います。僕はアカデミックな話よりも現場の話をしたいので、いくつもレイヤをまたいだ文章になります。そのため本稿では具体的な技術の詳説とかアジャイル的な用語が飛び交う説明とかはありません。そういうのを期待している人は読まないでください。 ・Web に限らず、お仕事プログラミング全般で共通のこと プログラムを知らない人がイメージする開発というものは、粘度をこねたりくっつけたりするような作業じゃないでしょうか。つまりそれは、知識さえあれば難しいものではなく、モチベーショ
ちょうど、先日アマゾンのオープンハウスというイベントでお話をさせていただく機会があったのですが、開発者向けの20日のセクションだけで90名近くの方々にご参加いただきました。平日にもかかわらず、多数の方々にご参加いただき、どうもありがとうございました。 私自身は、昨年秋にSIerからアマゾンに転職してまだ半年ですが、この機会にアマゾンにおけるソフトウェア開発の文化や考え方について、ブログでご紹介できる範囲でまとめてみたいと思います。 私は、ずっとブログに書いてきたようにSI業界からの転職だったのですが、一般的なSIerにおけるソフトウェア開発の考え方や手法といろいろな面で違っているということは予想していたというか、もともと覚悟の上での転職でした。それでもやはり最初のうちはあまりにも大きな変化に自分の仕事のスタイルを合わせるのにいろいろと苦労しました。基本的には転職したての頃に抱いた感想(転職
自分の製品の説明は難しい 僕が代表をやっている会社は、nanapiというサイトをやっていたりします。これはいわゆるHowtoサイトで「○○のやり方」みたいなのをひたすら集めて提供しているサービスなのですね。 書いているのは、僕ら社内+nanapiワークスというクラウドソーシング+CGMだったりします。 訪問者数も900万人くらいになって、そこそこの規模になってきたのですが、最近問い合わせが多いのが「うちのサービスの使い方もここに載せたい!」というものです。 nanapiとしてはHowtoのデータベースが充実するのが一番のユーザー価値だと思っているので、利益重視というより、記事が増えるなら、という形で、実費+αくらいで受託的に僕らが書いてたりするのですが、そのノウハウを外に出すと、書ける人も増えて、その製品を使おうとするユーザーさんも増えて、いいことが多いかなあ、と思うので、ノウハウを共有し
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