民主党の鳩山前首相は9日、国会内で開いた鳩山グループの会合で、菅首相を「ペテン師」などと批判したことについて、「今求められているのは冷静な心だ。私も一時、冷静さを欠いた発言をしてしまい、大変ご無礼をした」と釈明した。 鳩山氏は一時、党内外から「以前、政界引退をすると言いながら、後で撤回した鳩山氏に、菅首相を批判する資格はない」などと反発を浴びていた。ここに来て首相批判をトーンダウンさせたのは、首相に月内退陣を求める意見が党内の大勢となり、これ以上、菅首相を追い詰めるべきではないという判断も働いたとみられる。