IOC会長 トーマス・バッハ殿 「五輪の夢を実現するために誰もがいくらかの犠牲を払わないといけない」とのご発言、パンデミック渦中においての東京オリンピック開催に対する不退転の意志を示すものとして深く感じ入った。それほどまでに決意が固いのであればもはや申し上げることはない。当然、バッハ会長ご自身も「いくらかの犠牲」を払われる覚悟がおありのものと思う。 そこで、東京オリンピック開催に際しては、バッハ会長には観衆の面前でお腹を召していただくのが筋であろうと考え、ここに提案申し上げる。腹を召すとは古い言い回しの日本語で、より海外の方にフレンドリーに言い換えるならば、いわゆる切腹である。切腹はかつての侍がしばしば行っていた儀式的な自殺であるが、腹の中に何も隠すものがないという潔白の証明、罪の償い、命をもって何事かを訴えるといった意味を持つ。日本人に対してバッハ会長の決意を示し、「いくらかの犠牲」を払